以前からSBIや楽天証券などのネット証券では数銘柄のアメリカETFの買付手数料無料を行っていました。

 

その銘柄にこの4月からナスダック100指数に連動するETF【QQQ】が含まれたとの事。

 

QQQは私も投資信託で【ifreeナスダック100】をクレカ決済で毎月購入しているのですが、皆さんご存知の通り楽天証券のクレカ決済&ハッピープログラム先日大幅に改悪されました。

 

そうしたことから今後の積立方針を決めるために、実際ETFと投資信託ではどれくらいの経費の差が生まれるのか計算してみました。

 

 

 

 

比較対象はSBI証券で【QQQ】と【ifreeナスダック100】で検証。

 

購入金額は月5万円×12カ月で年60万円を20年積立てる前提とし、今回は経費額の計算ということで分配金や運用収益は無視。

 

そしてそれぞれの付加条件として以下を考慮。

【QQQ】

・運用管理手数料は0.2%

・為替は1USD120円とし、手数料はSBIネット銀行で1USD=4銭で計算

・買付手数料は無料

・実際はETFは1株価格が決まっているので5万円全部を買う事は出来ないが、今回は5万円全て買付として計算

 

【ifreeナスダック100】

・運用管理手数料は0.498%

・クレカ決済とし、得られる0.5%のポイントは全額再投資

・保有残高に応じて投信マイレージとして付与される0.1%も全額再投資

 

 

 

その計算結果がこちら。

 

 

結果、【QQQ】が1,175万円に対して、【ifreeナスダック100】が1,156万円となり、その差約19万円と結構な差がつきました。

 

 

詳しく見ると序盤はポイント還元のおかげで【ifree】が優勢で、運用金額が大きくなると信託報酬の安い【QQQ】がお得になりますね。

 

 

さらに【ifree】には隠れコストなるものが生じますので、実質コストは0.6%くらいになっていますので、実際はもっと差が付くかもしれません。

 

 

結論としては短期の運用ならポイント還元により【ifree】がお得で、長期運用なら経費率に勝るETFの方がお得ということになりました。

 

 

しかしETFでは分配金に課税されるのに対し、投資信託だと未課税で自動で再投資になるというメリットもありますから、一概にETFが投資信託よりお得ということではありませんのでご注意ください。

 

 

 

ではまた。