今年初めての暖かいこのごろ、マイおバイクちゃんが去年から冬眠していたガレージに行ってまいりました。マンハッタンに住んでいると、なかなか行く事のないクイーンズにあります(ニューヨークシティーは、マンハッタン島、ブロンクス、クウィーンズ、ブルックリン、そしてスタテン島と5つの地区で成り立っています)。地下鉄で乗り換え、イーストリバーを地下トンネルで潜り(西側は、ハドソンリバー)、たったの15分ぐらいのところですが、一歩マンハッタンを出るとまず感じる事は、「空の大きさ」であります。最寄りの駅からゆっくり歩きながらガレージに向かう途中は、これまたマンハッタンでは見られないようなお店、レストラン、デリ(コンビにのような店)が続きます。飲み物を買うため、入ったデリにはなんと懐かしいコインゲームがありました。『押すな、揺するな」のサインがローカルな感じで、よく見ると中には、安っちいギラギラ時計がいくつかありました。ちょっと誘惑されそうになりましたが、おバイクちゃんが待っています。いつも買うスポーツドリンクを50セントも安くゲットし、ガレージに向かいます。
そして、お久しぶりの基地に到着です。このスペースは、クロアチア人のスピードレーサー ディーンとシェアーしています。かれもHONDAのファンでサーキットレーサーです。ディーンは3年前の夏、ハイウェイポリスを全開(約300キロ)でブッチしたり、高速ウイリー着地失敗で入院と、こいつは不死身「クレージー クロアチアン」であります。190センチの骨太の戦士ディーン(写真左)の親友には、2メーター1センチの長身ハンサム戦士(パイロットのインストラクター)、ラリス(写真右)がいます(真ん中はディーンのお茶目ママ)。彼ら二人と一緒にいると、自分は「マメ侍」と化します。
予定通りに作業を終え、エンジンをかけ、「エンジンぶるぶる絶好調!あ~しをあ~げて、またがって~!」で出発。僕ちゃんのトラ君は、檻からでた猛獣のようにうなっていました。今年はトラ年です。「たくさん乗って、かわいがってあげましょ~!」と決心しました。いや~、やっぱりバイクは「男のロマン」であります。