日本ではHONDAのMONKEYに乗っていたという”スーパーモンキーとり蔵くん”が、やっとのことで仮免をとりました!約二ヶ月前の真夏にペンシルバニアまで行ってゲットした、CB750ナイトホーク (メーター周りやタンクの形がモンキーのでかバージョンみたいなスタイルなので、ワタクシはスーパーモンキーと呼ぶ)の「初遠出」です。二ヶ月間も、75丁目のワンブロックを行ったり来たりとしか乗れなかったストレスフルな状態からの解放です。というのはですね。こちらのDMVーDepartment of Motor Vehicleいわゆる「試験所」で働いている奴らがほんとにぶんなぐりたくなるほどのAsshole&Bitch (最低のやろう&ひでえ女)ばかりしかいません。ですから、まだこちらに来てまもない「外国人」が『ドライバーズライセンス』なんてものをとるには、かなりのエネルギーと忍耐力が必要とされます。試験を受ける為の資格を取る為には「ポイント」を稼がないとなりません。話を短くしますと、トリくんは、朝イチでDMVに八回も行かされたということです。筆記試験自体は、20問中15問正解でパスでして、もちろん一発でしたが、トリくん長い戦いでした。ココロから”おめでとり”でございます。
ということで今回は、「バイクは男のロマン」を感じさせてあげようと、マンハッタンの北から西へ渡る、ジョージワシントンブリッジを越えてのパリセードパークウェイを北上しました。レイクや山がとてもきれいで、空気のおいしいベアーマウンテンのワインディングを、ちょっとばかり速く走ってトリくんを森に刺してしまおうとも思いましたが、ゆっくりと風景、におい、気温、湿度など、マンハッタン生活で忘れられた「Sensation」を体で感じながら、今度はハドソンリパーのとてもキレイなベアーマウンテンブリッヂを渡り、東側をまた北上し、「コールドスプリング」という、小さな町でイタリアンのブランチをエンジョイしました。
いつも野郎ばかりのブログですので、「まじホモ」と思われないよう、今回はワイルドライフの大好きな、ニュージーランド出身のキウイガール、オリビアちゃんの特別出演です。三人でおいしい&楽しいブランチをすごしていると、どんどんと日が落ちて行きます。食事がおわり、トンネルをくぐって、ハドソンリパーに行くと、素晴らしくきれいな夕日が見えました。お天道様は「暗くならないうちに、君たち帰りなさいよ~」と、お山の向こうに消えてってしまいます。そしてワタクシたちは大砲で遊びます。どんどん寒くなります。バイク暦26年のテットくんだけが、帰りの『まじさむ恐怖」を感じます。トリとオリビアは大砲で遊び続けます。。。
「LET"S GO BACK TO THE CITY!」と隊長はいいながら、実はこの寒さでNYCまで、ノンストップで帰るのは「無理」と判断します。ワタクシの友人、スーパードカティをあやつるジョンの家によって暖まるしかない!と出発。ひたすら山奥のワインディングを走り、いくつかの小さいヴィレッジをパスし、我々が考えていることはひとつ。「早く着いてくれ!」とメットの中では鼻水ジルジル、体はひざから凍るように冷たくなっていく。。。まだかまだかと走っているうち、ジョン宅発見!明かりはついている!オッケー!で、彼には「What are doing? Are you all crazy???」と笑われましたが、そんなジョンが「森の神様」のように感じられる一瞬でした。
しばらく暖まった頃、防寒具を彼にお借りして、そこからは一気にハイウェー684を南にNYCまでと、スムーズなReturn to Zoo York Cityとなり、素晴らしい想い出となる「初遠出 for トリ蔵くん&最後遠出 for 2010」となりました。サムイ想いをさせてしまったキウイちゃんもとても楽しかったそうです。いやー、やっぱりバイクは男のロマンですね~。