凍り付く厳しい「NYの冬」を、まるで前回のストームが連れ去ったように、突然、スプリングがやってきました。町を歩く人々の笑顔が増え、なんだかみんないつもよりハッピーで、フレンドリーです。
毎年3月17日は、聖パトリックの祝日で、町中で「緑」が増えます。この日の由来は、アイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日。カトリックにおける祭日であり、アイルランド共和国の祝祭日。シャムロックを服につけて、アイリッシュのバーがラガービールで盛り上がる日であります。ここアメリカでは、シカゴのシカゴ川を緑色に染め上げてしまいます。 ニューヨークやボストンは、特にアイルランド系移民の多い都市なので盛大に祝われ、現在ニューヨークのマンハッタンでは世界で一番大きな聖パトリックの日のパレードが毎年、五番街で行われます。この日の天気は、まさに『ビューてぃホ~」でしたので、酔っぱらいハッピーアイリッシュ系アメリカ白人で盛り上がってたNYCであります。
上から二番目の写真には、町でよく見かけるアイリッシュバーのエントランスがみえます。これなんかは、素晴らしい名前「Pig and Whistle」すなわち「ぶたと口笛」というなのアイリッシュバー&レストラン。
話はかわりますが、そこに見える巨大ビル、なんだか女性のリップスティックのような色と形、一体なんでしょうか? 実はこのビル、まさに「リップスティック ビルディング」と呼ばれる建物で、ミッドタウンのビジネス街に建っています。カクカクの男臭いビルばかりの中にそびえ立つこの「女性的」なビルが、ワタクスィにはセクスィにも見え、また力強くも感じます。
テナントは化粧品の会社「ランコム」と言う話を何度も聞きましたが、実は現在はほとんどが弁護事務所だそうです。
映画の「キングコング」がエンパイヤーステイトビルに登る前にちょっとおめかしするため, このリップスティックをお借りしたそうでやんす:)

さて、今回のミニテトリスイングレッスンは「春」にしましょう。「いちねんのはじまり」という意味深い「スプリング」、実は日本でもよく使うビィよ~んの、『バネ』のいみもあります。「Spring」という単語は、動詞の「弾む」と「春」という全く違った意味があります。しかしよく考えると、「春」は「弾む」かのように、ここアメリカでは「春が来た!」を、単語の「spring」 を二つ同時に使い、「Spring has sprung!」といいます。「spring」、とても「ウェスタンスタイル」な表現の「春」ですね。
それと同様、「秋」は「Autumn」で知られていますが、実際「Fall」がよく使われます。これは「落ちる」という動詞ですね。葉っぱがFallする「秋」なのですね。

Tet says:
I wanna spring in love with you: )
こんな言い方はしませんが、そんな感じの「Spring in New York CIty」であります。

See you next time!