第23回調布映画祭に行ってまいりました。調布市は実は昔から「映画の町」とよばれるほど、撮影や機材を作ったりするところとして有名であります。 確かにわたくしが小学生のころよく見ていた「石原プロモーション」に使われるパトカーなどが置かれているガレージがあったのを思い出します。
1949年の「銀座カンカン娘」から現在までのいろいろな映画、そして浅丘ルリ子さんのトークショーなどがありましたが、今回ワタクシが選んだ映画は、高倉健さん、中野良子さん,そして原田芳雄さん出演の「君よ憤怒の河を渉れ(1976)」でありました。この角川作品の監督はあの有名な映画「新幹線大爆発(1975)」、「ゴルゴ13(1973)」、「人間の証明(1977)」、「野生の証明(1978)」そして最近では「桜田門外の変(2010)の佐藤純弥監督であります。
日活&角川映画が大好きなワタクシにとって、またMy favorite actor松田優作さんの師匠であった原田芳雄さんがすごく味のある刑事役をこなしていたこの映画は、無実の罪を着せられた現職の検事が、執拗な刑事の追跡をかわしながら真犯人を追っていくアクション映画で、「正義」、「人情」また「愛情」vs「政治」、「不正」そして「欲」をなまなまと描き出しているとてもすばらしい作品でありました。

2時間半の作品が終了し会場を出ると、そんな古い映画を楽しんでいたのはおじいちゃん&おばあちゃんだけだったようです。。。
現代の日本の映画で、今から35年後に自分がわざわざ足を運んで見に行きたくなるような、このような名作ってあまりないように感じられました。









http://www.youtube.com/watch?v=9xFI5edhVlk

http://www.youtube.com/watch?v=sMXQdn3a9XA
http://www.youtube.com/watch?v=nlx5lRX_cpE&feature=related
ワタクシの永久保存版映画、「野性の証明」の鳥肌級エンディングテーマ、何かを思い出しませんか?じつはルパン3世「カリオストロの城」の作曲をしていたピーターストーンこと大野雄二さんなんですね。人情の強い「銭形警部」がこの時代の映画では、とても渋い役を演じていたのです。
これら2つもすばらしい映画です。Kazくん、時間あったらぜひ見てください。きっと好きだとおもいます。


http://www.youtube.com/watch?v=obk2B0mOFok