「ニューヨーク、住んでみたーい!」などと簡単に、平和大国日本人若者は簡単に言う。だが実際の所、ニューヨークに住むという事がどれだけ厳しく、過酷で、辛いものなのかを彼らは知らない。日本の雑誌は俗にいう、「今、旬なNYスポット」などといった高
級レストランやブティックだけしか紹介しないため、実際のNYの「Behind the scenes(裏話)」=「Reality(現実)」など知らなければ、調べようともしない。安全になったといわれるニューヨーク市は、あくまでも10年以上前のNYCと比較
しての「安全」であり、まだまだ東洋人女性旅行客がふらふらしていたら、一発でやられる所なんていくらでもある。
ボコボコにぶん殴られ金とられたケースなんて日常茶飯事。ピストル突きつけられ金とられてピストルでぶん殴られ起きたら病院、バイクで信号待ちしていたら後ろから来てキー抜かれてぶん殴られバイクとられたブラジリアンM、でかくてカッコいいからって白タク乗っちゃって何百ドルもぼったくられたジャパニーズWくん、アパート(マンション)の入り口でナイフで脅され金とられ、おまけに首かっ切られて重傷をおったイスラエリK。先月は日本人の女の子がマンハッタンの安全地区で後ろからぶん殴られ、起きたら病院。もちろんレイプされたという。
強盗やレイプなんて当たり前のように扱われるこのニューヨーク。ポリスから言わせれば「生きてるだけラッキー」や「性病や妊娠してないだけラッキー」な扱いである。「殺人」「レイプ」「強盗」などニュースをつければ朝から晩まで「さらっ」と言っている毎日なのが「現実」なのですよ。
私だって深夜、人通りの少ない道歩いているとき後ろから人が近づいてきたのを感じると何となく反対側に渡るし、また女性の背後に近づいてくると、わざわざ気を使って反対側に渡ってあげています。iPodのボリュームも、周りに何が起こっているか聞こえるように下げるのが事実。
電車は雨降ったり夜になると全然こねーわ、コンビに行けば挨拶ねーどころか電話でくっちゃべってるし、「サンキュー」こっちが言えば店員は「アハー」だとよ!どっちが客なんだよ馬鹿ヤロー! バイクだって「ひと様の物、さわるんじゃね~」っていいたくなります。アル中ホームレスのババーに昔、早朝「ピザ一切れと、コーヒーをおくれ」って言われた時には、「てめー!おれよりいい朝飯喰ってんじゃね~か、ばかやろ~消え失せろこの怠け者!」と怒鳴った事もあります。
じゃーなんでそんな所に住んでいるのかって? ニューヨーカーにとって、ニューヨークは人生の「道場」や「戦場」であり、だれしもがサバイブできる所ではありません。実際に里にかえるアメリカ人だって沢山います。ですがひとつ確実なのは、一歩ここニューヨークを出ると、世の中が「優しく」、「温かく」、そして「簡単」に感じられ、究極の「幸せ」を満喫できるからなのです。 
「If you can make it in New York, you can make it anywhere」とフランクシナトラさんが歌うように、「ニューヨークでできたなら、どこいったってできるはずさ!」というのが、ニューヨークでしかできない「Ultimate Discipline=究極の修行」なのです。

I love NYC, but I hate it. I hate NYC, but I love it. だんですね。分かりますか?
あっぱれ!ZOO YORK FUCKING CITY!

テット懐メロん第10&11は、いつも莫大なエネルギーを与えてくれる曲です。
ニューヨークをこの手で実際に経験できた人生に、ほんとに感謝であります。
http://www.youtube.com/watch?v=0UjsXo9l6I8&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=aqlJl1LfDP4&feature=related