最近始まったバカリズムの脚本ドラマ。

2話見たけれど、内容が面白い。1話の会話の伏線回収が2話でちゃんとされる。

 

急死して次に生まれ変わる分かれ道で、大アリクイか元の自分と同じ人生を選択するシーン。

安藤サクラ演じる主人公は当然のように前世の記憶を残したままの元の自分と同じ方を選ぶ。

初めは大アリクイなんて選ぶ人いるかな、って思ったけど。

 

大アリクイ。って思う人もいるよね。2話を見ていて思った。

 

その主人公は、見ている限り家庭に問題もない感じで、両親の愛を一身に受けて生まれた。普通に学校へ行き普通に仲のいい友達もいて、何の苦労もなく無邪気で幸せな学生時代を過ごした。

なので戻ってからの日々も多少のブラッシュアップしながら過ごすことができる。

 

そうでない人は?生まれた家庭に問題のある子供時代を過ごした人はどうなのだろう?

いくら前世の記憶を持って生まれ変わっても、赤ん坊の自分にできることはない。

同じように問題のある家庭での生活を余儀なくされる。

虐待とか、そうでなくても両親がいつもけんかしていたり、大事にしていたおもちゃがその時のとばっちりで壊されて悲しい思いをしたり。慢性的に貧乏なくせに計画性のない金遣いの両親だったり。

主人公は当然のように振袖を着て成人式に出ていたけど、お祝いすらしてもらえなかった人は?

なのに、そのことを申し訳ないとすら思っていない親の元にまた、生まれたいとは思わないよね。

 

そんな子供時代をまた過ごしたいとは思えない。生まれる家が違うのならいいけれどね。

 

そんなことを思いながらも3話が楽しみです。