正直、虫歯における「神経をとる」ということがよくわかっていなかった。
ネットで調べてから行けばよかった。なんで調べなかったんだろう。
今思えばB歯科の歯科医もやりたくない治療だったのかもしれない。
ただ、私は歯が痛いし、このままほっといても自然治癒するわけでもない。いい加減に先延ばしもしたくない。
A歯医者もB歯科も、やりたくないとは言えないけど、できれば他でやってほしい治療だったのかもしれない。
ならばちゃんとリスクとか治療の過程とかを説明してもらえていたら、A歯医者で言われた大きい病院の紹介状を書いてもらっていたと思う。
B歯科でもレントゲン画像ではっきりとこうしましょうと言われなかった。
「熱いものがしみるというのは神経までいっている可能性があります」
「?詰めてあるものを取ったらちゃんとわかるのではないでしょうか?」
「詰めてあるものを取ったら神経は取ることになります」
要はやるかやらないかを決めるのはあなたですよと無言の圧力。
しかもこの歯医者、いつも背後から話してくるので、とても話しにくい。
しかも、そこまで言うと黙ってしまった。私の返事待ちなのだ。
今思えばA歯医者の先生は常に話すときは斜め前に来て、歯をデンタルミラーで見せながら説明してくれていた。
それが普通だと思っていた。この時点でこのB歯医者外れたなとは思った。
だが「神経をとる」がよくわかっていなかった私は、ここで逃げるわけにもいかないとそのまま治療を受けることを選択した。
後ろにいるので顔は見えなかったが、「チッ、やるのかよ」という声が聞こえた気がした。
こんな状況で「神経をとる」治療をやるべきではなかったのかな。