「子供と生きていくため一生安定した収入を得るには、やっぱり資格あったほうが有利?」
「どんな資格がおすすめかな?」
シングルマザーとしては、就職・転職を少しでも有利にしたいと思うのは当然です。
実は、資格を取得して収入の高い仕事に就くという方法があります。
本記事では、シングルマザーのための稼げる資格について解説します。
就職・転職を少しでも有利にしようと考えているシングルマザーの方は、本記事を参考にしてください。
資格を使って収入向上を目指す
シングルマザーのためのガイド
一般的に資格があった方が、就職・転職に断然有利になります。
履歴書に記入することで、仕事への意欲や熱意・能力の高さをアピールできるからです。
シングルマザーの場合、仕事と育児・家事・学業の4つの両立が必要で、資格を取得するのは非常に大変です。
苦労して就職・転職を有利にする目的で資格を取るなら、本当に役に立つものを見極めて取得することが重要です。
シングルマザーの就職・転職に本当に役立つ資格とは、高等職業訓練促進給付金等事業の対象となる資格です。
シングルマザーの就職に有利で、常勤での雇用につながる可能性が高いです。
シングルマザーが一生安定した収入を得るために、おすすめの資格10選を紹介します。
- 医療事務
- 保育士
- 介護福祉士
- 歯科衛生士
- 作業療法士
- 栄養士
- 登録販売者
- 宅建業者(宅地建物取引士)
- 調理師
- 日商簿記2級
高等職業訓練促進給付金等事業とは
ひとり親家庭の親が看護師や介護福祉士などの資格を取得するために1年以上かけて養成機関で学ぶ場合に、毎月の生活費と学費の一部について補助を受けられる制度のこと
下記の記事にて詳しく取り扱っています。
医療事務の資格
シングルマザーの就職・転職に本当に役立つ資格に、医療事務の資格があります。
全国に就職先があり求人が安定している・勤務形態や働き方が選びやすく年齢にかかわらず長く安定して働け人気職種の1つだからです。
医療事務は国家資格ではなく民間資格で、資格は必須ではありません。
しかし、医療事務に関する知識を証明できる資格を持っていたほうが有利に働きます。
採用担当者としては、知識や経験のない新人を一から育てるよりもすでに知識のある人を採用した方が即戦力と考え好印象にとらえる可能性があるからです。
医療事務の資格は4種類あるので目的にあわせて選択し、学習します。
学習方法は独学でもできますが、通学講座・通信講座もあります。
最短2ヶ月から取得が可能ということもあり、試験の難易度は高くはないようです。
挑戦しやすい資格です。
日中の時間帯で勤務することができ、日曜や祝日は休みの職場が多いことからシングルマザーにはおすすめの職場でしょう。
保育士の資格
シングルマザーの育児の経験を活かして働くことができる保育士も、シングルマザーの就職・転職に本当に役立つ資格の1つです。
共働きの家庭やひとり親家庭にとって、待機児童の問題は深刻で保育士も、需要の高い職種だからです。
保育士の資格を取得するには、大学や専門学校で学ぶ方法のほかに国家試験の保育士試験に合格する方法があります。
シングルマザーが保育士の資格を取得するには、シングルマザーが保育士の資格を取得する場合が殆どで、通信教育でも講座を利用して独学で取得することもできます。
実は保育園以外にも幼稚園・企業内保育所・託児所・児童福祉施設・学童保育・児童館・放課後等デイサービスなど、勤務先がさまざまあります。
プラスαのスキルがあれば幼児教室や子ども服専門店・子ども専門写真館のスタッフとして勤務できる可能性もあります。
介護福祉士の資格
介護業界では介護福祉士も、シングルマザーの就職・転職に本当に役立つ資格の1つです。
養成学校に通わなくても介護施設等で働きながら実務を積むことができ、 仕事と家庭・育児を両立しなければならないシングルマザーに適した資格だからです。
学歴は問われませんし、介護業界は、常に人手不足で高齢化に伴い今後も需要あります。
仕事内容は要介護者の身の回りの世話の他に、要介護者の家族へ在宅介護のアドバイスをする・相談を受ける・介護用品の説明などを行うなどです。
職場のリーダーとしてほかのメンバーを取りまとめる役職に就くこともできます。
資格を取るためには資格なしの状態で介護職員として働き、まず介護職員初任者研修の資格を取得。「3年以上在職」「実際に介護の仕事を行った日数が540日以上」「実務者研修を修了」の3つの条件を満たして国家試験受験資格を得ます。
国家試験に合格すれば、介護福祉士です。
介護福祉士の資格取得は簡単なものではありませんが、実務を着実にこなしていくことでより取得できる可能性を高められます。
筆者は、介護の仕事に無資格で就き、ホームヘルパー3級・実務者研修・介護福祉士とキャリアアップしていきました。
今は、ホームヘルパー3級がなく初任者研修という名称になっています。
いろいろあって、介護福祉士の試験は2度受験を見送らなければならなくなり、半ば諦めた感じでいました。
でも、同じように…ひょっとすると筆者の方が仕事をしているのに、資格のあるなしで給料に差が出る・対等に扱われないのが腹立たしくなったのです。
奮起して介護福祉士を取得。
介護業界に在籍は長いけれども資格取得は遅い方です。
歯科衛生士の資格
シングルマザーの就職・転職に本当に役立つ資格に、人々の歯・口腔の健康づくりをサポートする専門職の歯科衛生士もあります。
医療系の資格でありながら夜勤がなく子どもに負担をかけずに働けるので、シングルマザーにおすすめの資格です。
主な業務は、歯科医師のサポート業務・フッ化物塗布や歯石除去などの歯科予防処置・歯科保健指導です。
歯科衛生士の資格は、歯科衛生士の養成機関(専門学校や大学など)で知識や技術を学び、卒業すると国家試験の受験資格が得られ、試験に合格すれば資格取得です。
養成機関に通学しなければ受験資格が得られません。
シングルマザーにとって大変かもしれませんが、養成機関の中には夜間専門学校もあります。
将来を見据えて、チャレンジしてみるのも良いでしょう。
作業療法士の資格
医療系の作業療法士も、シングルマザーの就職・転職に本当に役立つ資格です。
作業療法士は、高齢化が進む日本においては今後ますます必要とされる仕事だからです。
作業療法士は障害を負った人が、「トイレに行く」「食事をする」「字を書く」などの日常動作を回復させるためのリハビリなどを行います。
職場は、病院・福祉施設・介護施設などに広がっています。
作業療法士になるには、大学・短大・専門学校などで3年もしくは4年学び、国家試験に合格する必要があります。
夜間のコースもあるので、働きながら学ぶことも可能です。
学費は300万円前後が目安です。
夜勤がほとんどないのでシングルマザーでも働きやすい職種です。
栄養士
シングルマザーの就職・転職に本当に役立つ資格に、栄養士があります。
栄養士の勉強をすることで、資格を取得できるだけでなく家庭での食事にも知識を活かすことができるからです。
栄養士の資格を取得するためには、養成施設に通学する必要があります。
現在指定認可されている養育施設はすべて昼間の学校となっているため、シングルマザーにはハードルが高いかもしれません。
最短でも2年間は通学する必要があります。
とはいえ、卒業さえできれば試験を受けなくても資格を取得できるので、試験を受けたくない人にはメリットといえます。
登録販売者
2009年の改正薬事法によって新設された登録販売者も、シングルマザーの就職・転職に本当に役立つ資格です。
薬剤師が不在でも一般用医薬品販売ができる専門家として、薬局やドラッグストア医薬品の知識が幅広く必要とされますが、やりがいのある仕事だからです。
実務経験や受講必須科目、年齢制限などの受験資格は必要ありません。
誰でも受験できるので、目指しやすい資格といえます。
資格を取得するには、年1回の登録販売者の試験に合格し都道府県知事の登録を受けなければなりません。
学習方法は、独学の人もいますが通信教育などもあります。
難易度としては中程度、十分取得できる可能性がありおすすめです。
宅建業者(宅地建物取引士)の資格
不動産取引を適正なものにするためには必要不可欠な宅建業者の資格も、シングルマザーの就職・転職に本当に役立つ資格です。
年齢や学歴などの条件がなく受験できるため、シングルマザーでも挑戦しやすいからです。
不動産契約の際に顧客に対して内容を説明・契約の締結などを行う業務です。
不動産取引に関する大切な情報を提供するためや、不動産取引を適正なものにするためには必要不可欠な資格です。
宅地建物取引士の資格を取得するには、予備校に通学する・通信教育を受ける・独学で学ぶという選択肢があります。
シングルマザーが効率的に勉強するには予備校の通信教育がおすすめ。
仕事や家事・育児の合間にコツコツ勉強することができるからです。
国家資格である宅地建物取引士の難易度は高いし、資格登録する際には実務経験が2年以上必要とされます。
資格手当がつくことで年収アップが図れる点も挙げられます。
資格を完全に取得するまでの道のりは遠く易しくはありませんが合格は一生有効で、
大きな強みとなる資格です。
頑張ってみてはどうでしょう。
調理師
シングルマザーの就職・転職に本当に役立つ資格に、調理師があります。
料理は家事のひとつなので経験を活かしやすく、学んで得た知識は子どもの食育などにも利用できるのでメリットのある資格だからです。
飲食店などで調理師として名乗るためには、調理師免許を取得している必要があります。
調理師免許を取得する方法は2つあります。
調理師専門学校など卒業する方法と、実務経験が2年以上あり調理師試験に合格するというがありますが、シングルマザーが取得する場合は後者の調理師試験に合格する方法でしょう。
仕事内容は、料理をするだけでなく職場によっては仕入れや新メニューの開発、衛生管理など調理に関するさまざまな内容です。
具体的な職場としては、レストランなどの飲食店のほか、宿泊施設・企業の社員食堂・病院内の飲食スペースなどもです。
日商簿記2級
シングルマザーの就職・転職に本当に役立つ資格に、日商簿記2級があります。
日商簿記検定2級は、社会的認知度・評価ともに高くシングルマザーの就職・転職の即戦力になる可能性があるからです。
初級、3級から1級までありますが、いきなり2級を受験することもできますしその方が経済的にもお得です。
初級や3級は、簿記の基礎知識のあることの証明に過ぎず履歴書に記入しても評価される可能性が低いからです。
日商簿記検定2級は、短期間で独学合格が十分可能な試験です。
初めて簿記を勉強するにしても、3〜4ヶ月で合格レベルに達することができるので、何か新しく資格取得を目指す方におすすめします。
資格取得で仕事を見つけやすくする方法
資格といってもたくさんあり、どれが自分に合うのか迷ってしまいますよね。
資格取得で仕事を見つけやすくする方法として、希望する条件で働く場合に必要な資格は何かを考えて情報を収集することから始めましょう。
それから現在の自分の生活の状態や環境なども含めて、めざす資格を決めることをおすすめします。
資格取得にかけた労力もコストも、無駄になってしまうからです。
仕事・育児・家庭のことに学習も加わるので、シングルマザーの資格取得は本当に大変なことです。
資格取得で仕事を見つけやすくするための情報収集のポイントには、次の3つがあります。
- 各資格の取得方法と求められるスキル
- 資格取得後の就職活動のポイント
- 資格を活かせる仕事場の選び方
各資格の取得方法と求められるスキル
資格の本当の価値は難しいものです。
資格取得の効率のよい学習をするには、 自分の興味に沿った分野であることが一番です。
好きなことなら難しい勉強でもさほど苦にはならないはずです。
興味のある分野が明確に決まっているなら、どんな資格が必要とされているかを判断する必要があります。
採用担当者が求める人材であることを資格によって証明できるように、的確に資格を選びましょう。
資格取得ための勉強は、これから従事しようとする業務に関する広い視野と新しいスキルを得るので、自信を持って仕事に望めるはずです。
資格の認定試験を目指して勉強することで、新しい知識を得る・覚えていた知識の再確認するなどのきっかけとなるからです。
スキルアップの手段の格の1つとして、資格取得は理想的と言えるでしょう。
現在の日本では以前より年功序列の風潮が薄れてきています。
能力給の導入など個人のスキルが重視されつつありますので、 たゆまざるスキルアップがキャリアの向上に必須となっています。
二男が高校2年生のときに、市の広報でひとり親家庭の親を対象にしたパソコン講習の募集があり、私は抽選に当たり、Wordとエクセル3級を取得できました。
履歴書の資格の欄に堂々と書き入れました。
面接の担当者は「パソコンできるんだ。」というので、「Excel3級取得しています。」と話すと、「実務経験ある?」との質問。
取得して初の面接です。「まだないんです。」と答えるしかなくて。
「あ〜そうなんだ。」
で、不採用でした。
実務経験がないことが原因だったようです。
資格取得後の就職活動のポイント
資格を活用して就職活動のポイントに、次の3つがあります。
- 働く意欲をアピール
- 必要な生活費・教育費などを把握しておく
- 子どもが病気になったときの対応
必要な生活費・教育費などを把握しておく
せっかく努力して資格取得したのですから、「シングルマザーだから仕方ない」と妥協しないためにも生活費・教育費などを把握することは大事です。
子どもが病気になったときの対応
普段は保育園に預けるでしょうが、子どもが病気になったときにどのように対応するのか決めておきます。
家族の支援があるのか病院保育に預けるのかベビーシッターと契約しておくなど、対応が決まっていないと採用者に不安を抱かせるからです。
働く意欲をアピール
「この仕事に就きたくて資格取得をした」ことをしっかりアピールするために、履歴書に記入したり面接時の回答の練習したりしておきましょう。
資格を活かせる職場の選び方
資格を活かせる職場の選び方には主に5つあります。
- 最低限の収入が維持できること
- 勤務時間をフレキシブルに調整しやすいこと
- 勤務先があまり遠くないこと
- シングルマザーに対する理解があること
- 資格手当やシングルマザー(母子家庭)向けの手当
最低限の収入が維持できること
毎月の家計費を振り返って最低限必要な収入を考えて、生活の維持のための条件です。
勤務時間をフレキシブルに調整しやすいこと
実際に会社の面接の際に聞いて確認します。
勤務先があまり遠くないこと
子供が小さいうちは、急な体調不良で保育園から呼び出されることもよくあります。
急な対応が必要な時もあるので近い方がいいでしょう。
日常の通勤時間も短い方が、体の負担が少なくて済みます。
自宅から車で20分の通勤距離のところに勤務していた時のことです。
二男が小学5年生でした。
下校時に小学校の前の横断歩道で信号無視のトラックにはねられて病院に運ばれたとの連絡ありました。
病院はに車で向かったものの、病院は自宅の近くで勤務先から車で20分程度の距離でした、時間の長く感じたこと。
幸い、ランドセルが身代わりになってくれて、本人は奇跡的に打撲で済みました。
次の勤務先は車で片道約60分かかりました。
往復だけでくたびれた思い出があります。
シングルマザーに対する理解があること
シングルマザー(母子家庭)に理解のある環境であれば、心理的負担が少なく働きやすいからです。
資格手当やシングルマザー(母子家庭)向けの手当
資格の種類や会社の方針などにもよります。
ほかの4つが同じ条件であるならば、資格手当やシングルマザー(母子家庭)向けの手当がつく方がいいですよね。
まとめ
子供と生きていくため一生安定した収入を得るには、やはり資格があったほうが有利ではないでしょうか。
シングルマザーとしては、就職・転職を少しでも有利にしたいと思うのは当然です。
実は、資格を取得して収入の高い仕事に就くという方法があります。
本記事では、シングルマザーのための稼げる資格について解説しました。