胸が痛くなるドラマでした
6話まであっという間

裁判員裁判の裁判員に選ばれてしまう主人公

生後8カ月の娘を水の入った浴槽に


落とし虐待死させたという母親の裁判に


最初は嫌悪を抱くが


状況が自分と重なり徐々に自分を見失う


辺りが暗くなり


疲れて抱っこをせがむ娘


荷物も多く歩くことを促すが


駄々をこねて座り込み母親を困らす。


こんな経験ありませんか?


じゃあママ行っちゃうよ。と、


先の角の影に隠れて子供の様子を伺う


私も多分やったことある気がする


私って怖い母親だったので


娘は従順だったし


誤魔化しやすい子だったから


頑張ったら○○あるよ。

↑ご褒美で釣る


ワガママ行ったら○○が来て連れてくよ。

↑脅し(笑)


ドラマではたまたま通りかかった夫に

その行為を虐待だとなじられる主人公

普段からずっと一緒にいない父親が

何を言うてる?と、腹立ちました

宇宙人のような2~3歳児と

ずっと向き合うのは母親で

猿並みの知恵はあるもんだから

自分に甘い父親や祖父母といる時は

恐ろしくワガママに変身したりする

「食べ物で遊ばない」という躾をしているのに

周りがそれを容認してしまうって

怒りのエキスが脳ミソから溢れ出そう💢

コツコツと積み上げたものを

踏みつけられる気がする

昔、ちゃんと挨拶出来ない娘に

執拗に言って聞かせているのを

お客様に見られ

後に「厳しすぎるから○ちゃんが萎縮してる」

そんな風に言われたことがありました

だけどその方の娘さんは

挨拶やお礼等を高校生になっても

キチンと言えない(言わない)子で

その子を育てたお母さんの言葉に

私の心は全く動じませんでした

価値観は人それぞれ

私は私の思う子育てをしたかった

尊敬できない人からの忠告は

ありがた迷惑でしかなかった

今でも

あなたがそれを言う?と、

感じる事もあったりする

その人の子育てを否定するわけではないが

共感はできない事ってありますよね

意地悪な子のお母さんに

「Lちゃん愛情不足になってるんじゃない?」

そう言われた時

本気で殺意を覚えたこともあります(笑)

こんな私だからこそ

育児ノイローゼになることなかったんだうな


劇中にこういう台詞がありました

子育てに苦しむお母さんを追い詰めるのは

「普通」という概念

世間が求める普通

自分が決めてしまう普通

実の母親が求める普通

「普通」?

普通なんて

その人の価値観で変わる

主人公は夫や姑から言葉の暴力を受けていた

母乳が全てと語る義母

母親が抱くと泣き止むはずだと責める夫

主人公には相談する人がいなかった。。。

少しの共感でよかったのに💧


子育てに悩むあなたを

いつも否定したり

人並み以下だと決めつけたり

劣等感を植え付けたり

意図的に貶められてると

思ったことはありませんか?

ご主人に支配されてるのかもしれない

そう感じたことはありませんか?


相手を貶めて傷付けて支配して

そうすることで

自分の腕から出ていかないようにする

そういう愛し方しかできない人がいる

主人公が自分の母親に対して

そうであったことに気付くシーンに

涙が出そうになる

ああ、母もそうだったな

私を貶めて傷付けて支配して

自分の側から離れられないように

きっと

母もそういう愛し方しか出来なかったんだ

私の働きながらの子育ては

順風満帆ではなかったけれど

手を差しのべてくれる人もたくさんいたし

話を聞いてくれる先輩ママ達もいて

娘の夕暮れ泣きに途方に暮れた

マンションのエントランスで

同じ悩みのママと暗くなるまで語り合えた事

そんな小さな出来事も

未熟だった私を奮い立たせてくれた


子育てには普通も正解も答えもない

十人十色の赤ちゃんがいるんだから

十人十色の育て方がある気がする


角田光代さん原作のこのドラマ

とても深くて重いですが

観る価値はある気がします

将来娘が子育てに悩むことがあったなら

アドバイスするより

寄り添って

悩みを聞いて

共感してやれたらな。。。

そんな風に思いました