7年近く前の出来事ですが
まずは一読頂ければ幸いです
この後も
岡山の農家の方々との交流は続き
おばあ様と伊藤先生の文通は400通超え
国語力の衰えは
全くなかったようにお見受けいたします
私も一度だけ伊藤先生にお願いして
おばあ様からのお手紙
拝読させて頂いた事があり
その時は思わず感涙いたしました
おばあ様の伊藤先生を思いやるお気持ち
それは母親のような?
いや、また少し違った感情だったのだろうと
そのお手紙に感じた記憶があります
塾を再開されてからも
長い休みには岡山を訪ねられ
交流を深めていらっしゃり
その度に
おばあ様との素敵なエピソードをお聞きし
まるで恋する少女のような
おばあ様の「可愛らしさ」を
密かに微笑ましく思っていました
コロナ禍以降は都会大阪から
岡山へ向かうなどもってのほか。。。
それでもおばあ様は
伊藤先生に会いたかっただろうな、
きっと
お寂しい思いをされているだろうな、と。
折に触れ伊藤先生には
「岡山のおばあ様はお元気ですか?」と
お聞きしていましたが
昨年から入院されていて
あまり良くないとのこと
だけど
きっと復活されると思っていました
母と同じ年齢の今年90歳のおばあ様
お目にかかったこともない方ですが
昭和ヒトケタの強さというか
きっと
「もう一度伊藤先生に会いたい」という
強いお気持ちがおばあ様を
奮い起たせてくれると思っていましたが
先日おばあ様の訃報をお聞きし
切なくなり
涙がこぼれました
コロナさえ無かったら。。。
もしかしたらまだお元気だったかも?
本当に悔しく思います
いつもいつも
伊藤先生が独り身でいることを
気にかけていらっしゃりながら
実はおばあ様は
伊藤先生に恋心を抱いていたのではないかと
伊藤先生からデカ長と
名付けられた私は察するわけであります
出会ったからこそ幸せなときがあり
出会ってしまったから哀しい別れもある
ご冥福をお祈りいたします

