親の圧力、子の逆襲 | テツコの喜怒哀楽
定期的にやってくる母の病気
今回も炸裂した
昨夜電話があり
うだうだと話し出す
お店が暇になってきてお金がない
あんたはお店が暇でも平気なのか?
私はずっと仕事を一番に考えてきたのに
あんたはどうして仕事を一番に考えない?
私の人格を否定し
私の生き方を否定し
私の家族を否定する
否定され続ける事は慣れていますが
人間は人それぞれ
自分と同じ考えの人もいれば
全く違う人もいる
他人だったらこんな全否定する人間と
絶対に交わりたくないけれど
母親なら交わらないわけにはいかない
娘だから
自分が産んだ子供だからといって
何もかも自分の思い通りになるわけがない
その根本的な間違いに気付かない
これは自慢でもなんでもないですが
母には祖父から受け継いだ遺産があり
例えば余生を優雅に過ごしても
底を尽きることはない
祖父の養子となっていた私にも
半分の権利はありますが
もちろんそれは母が存命の間は無い物と同じ
あてにもしていないし
今どうこうしようともしていない
ただ私は自分のやりたい事は
自分のできる範囲でやっていく
それはこれからも変わりない
私の家族はその事について誰も否定しない
むしろ私が全力で毎日を
楽しんでいることを喜んでくれている
母はおそらくこの事が気に入らない
お店が暇でお金がない
確かにコロナ禍以降暇になっていますが
シルバー世代が大半を占めるうちのお店では
それは仕方がないこと
「暇」であっても「収入」はあるわけで
家賃を払うわけでもなく
母は誰かを養わなくてはならない訳でもなく
「暮らし」てゆける
ただ「貯蓄」ができない
大きな買い物をすれば赤字になる事もある
だけど払えない物は買わないわけで
貯蓄が減るだけの事
増えずに減る。。。
それが母にとっての「お金がない」こと
あんたはお店が暇でも平気なのか?
これから徐々に
縮小したいと思っている人間に
この問いかけは愚問だと思う
お店が暇でも雑用は山ほどあり
その事を母も知っているはず
母の現役時代は雑用や家事は二の次で
丁寧な暮らしをしていなかった
だから「雑用」や「家事」の重みがわからない
この件についてはどれ程話しても
平行線にしかならない
私はずっと仕事を一番に考えてきたのに
あんたはどうして仕事を一番に考えない?
これこそ母の一番の間違いで
その失敗に今でも気付いていない
この言葉が私の地雷を爆発させた
私は仕事が一番ではなくて
ずっと娘が一番だった
それは手が離れて大人になった今も変わらず
母はその言葉通り
私や兄が一番になったことがない
父の仕事を手伝っている頃から
根気強く向き合っていく子育てを嫌い
他者に託していた
母は「仕事」が好きであって
「金儲け」が好きな人間であり
「お金」に対する執着が深い
それは父の会社の倒産があり
苦労した経験からなのかもしれないけれど
価値観の違いは親子であっても同じではなく
それを押し付けるのは間違いだと思う
旅行嫌いなくせに
次の日の仕事を考えて旅行にも行けなかった
と、言うので
「だけど次の日仕事があっても
夜遊びしてたよね?
小学生の娘をたった一人家に残して。
それは許されることなんか?」と、返すと
あんたも夜遊びしてるやんか❗
と、言うので
「子供が小さい時に家に一人置くなんて
一度もしたことがない❗」
と、言うと黙った
明日何時に来てくれるの?
と、言うので
「こんな話一方的に言われて
私が行くと思うのか
頭冷やして考えろ❗
私がいなくなって生きていけなくなるのは
娘でも主人でもなくてママやからな
その事を忘れたらアカンと思うで」
そう言って電話を切った
昨夜はそのあと電話がかかってくる事はなく
今朝、先ほど電話があり
一晩考えたんやけど
私が悪かったわ
あんたに色々と世話になってるのに
と、いつもたどり着く謝罪
「ママは幸せやと思うよ
お金に困ることなく暮らせるのに勿体ない
何でもして欲しいことはしてるつもりやし
先の事とか
考えてもどうしようもない事とか
そういう事で揉めるのは
誰も幸せにならないよ」
そう言うと
電話口で泣き出した
多分、涙は出てないと思うけど(笑)
お昼までに家事をやっつけて
実家に向かうことにします
長々と重苦しい愚痴を綴りましたが
同じようなタイプのご高齢のご両親を持たれ
ストレスや悩みを感じていらっしゃる
ブロ友様に聞いてもらいたかったのかも?
ゴールの見えない介護は辛いものですが
時には突き放す事も必要で
考えが間違っていると気付かなくても
こちらの意思の固さを
知らすこと必要なのかもしれません
なかなか逆転しないパワーバランスですが
自分を犠牲にばかりすることはないと思う
私は今日も闘います❗
立場は違うけれどお互いに後悔のないよう
頑張りましょう❗

