母はもう「美容」の仕事が殆どできません

パーマのワインディングは数年前から

ブローも手に力が入らないのでできず

カットは数名のお客様の希望で

させて頂いていますが

最後のチェックカットは私がします

その時チェックとはいえないほど

切り揃えないといけないぐらいガタガタ

シャンプーやお流しも

さすがに87歳の老人にはさせられません

辛うじてカラー塗布。。。

いやいや、これも染め残しがあったり

カラー剤をケープや床に落としまくるので

もうしてもらってません

そんな母のお仕事は

お店の開け閉めとタオルの洗濯

そしてコーヒー入れ係

ソファーに座ってお客様とお喋りがお仕事

感謝してます

元気な時もそうでない時も毎日のルーティン

そんな母をお客様は称賛してくださり

この日も「先生そのお歳ですごいわ!」と

母は「今はもうなにもできなくなったけどね」

と言って、そのあと

「でも、80までは一人でやってたから」と、足した

え?一人って?私は?

子供が産まれる1日前までシャンプーしてたし

産後ジャスト1ヶ月で仕事復帰した

父が亡くなってからは

母の身の回りの食事の支度もしてきたけど

母の中では「一人でやった」事なのか

私も一緒に働いてたやん!と言うと

「あんたなんかなんの役にもたってなかった」と

どんな顔してそんなこと言う?

多分、それを言われた私は奈落の底へ落ちた

母がどんな顔でそれを言ったか思い出せない

哀しい。。。

伝わらない哀しさ


今日のお弁当