中学生からのお付き合いのモーコ

彼女は高校時代の同級生とゴールイン👰

私達お互いの結婚式披露宴にも出席する仲

家族ぐるみのお付き合いさせて頂き

モーコの娘ちゃん1号は

当時の私にとって心の隙間を溢れるほど

埋めてくれた存在だった好

子供が大好きな私を

娘ちゃん1号も慕ってくれて

月に一度はお家におじゃましてたかな

そして、娘ちゃん2号が誕生ハート②

私の訪問も同じペースで続き

夜遅くなったときは

ご主人のK君が車で送ってくれて

子供達を可愛がってくれてありがとう

いつも感謝の言葉を口にしてくれてたっけ

ようやく私に赤ちゃんができた時も

家族みんでお祝いに駆けつけてくれた

その時のK君の

『男前やな〰!!!男前になるで〰!!!』

娘を見てはそう言って笑わせてくれた

17年以上前の話

でも、ちゃんと話をしたのはこれが最期

彼は昨日

天に召されました

何も知らなかった私

何も言わなかったモーコ

共通の知人からの電話で訃報を知り

電話をすると

いつものモーコの声が聞こえた


去年の8月だった

肺がんだった

最期は壮絶な闘病だった

かける言葉は見つからず

涙が溢れる

彼は善人で仕事熱心で良き父親だった

けれど仕事の忙しさは尋常ではなく

『過労死』してほしくない

モーコが呟くほど

『Kは仕事が全ての人やったから

同級生と会社の人に見送ってもらったら

満足やと思うねん』


きっと心残りやったやろうね

息子1号はまだ高校2年生

娘ちゃん達の花嫁姿も見ることなく

彼は星になる

弱虫な私は

お通夜、お葬式に行く勇気がない

意味の無い後悔に涙が止まらない気がする

もっと前にモーコの変化に気付けなかった

だからといって

知って何ができる?

その繰り返しの自問自答

切ない気持ちが宙に浮く

若い人が逝くことはとっても残酷で

良い人、悪い人を選ばない

理不尽だけれどどうする事も出来ない

彼の残した宝物達の未来はこれからも続く

私に出来ること

力になれること探そう

今はただ、ただ安らかに