外貨準備16年12月マイナス410億ドルアル! | 情報は自分で習得し、自分で判断する

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中国外貨準備減少続く、12月末は3.011兆ドルで約6年ぶり低水準

 [北京 7日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が7日発表した12月末時点の中国外貨準備高は3兆0110億ドルで、何とか3兆ドルを死守したものの、2011年2月以来の低水準まで減少した。
 当局が元安阻止のためのドル売り・元買いの為替介入を積極化するなか、6カ月連続の減少となった。12月の減少幅は410億ドルで、ロイターがまとめたエコノミスト予想の510億ドルより小幅だった。
 2016年年間では3200億ドル減少した。2015年は5130億ドル減少だった。
 指標発表後、国家外為管理局(SAFE)は外貨準備減少について、人民元相場の安定のために人民銀行が使ったほか、ドル高を受けて保有する他の通貨の価値が下落したことも要因、と述べた。

 アナリストらは、「3兆ドル」は譲れない一線ではないものの、国際通貨基金(IMF)の基準に照らすと2.6─2.8兆ドルが中国にとって最低限維持すべき水準とみている。
 一部の専門家は、外貨準備の減少が急速に進めば、中国指導部は2015年のような「一回限りの」元切り下げに追い込まれ、世界の金融市場を混乱させ、今月発足する米国のトランプ新政権との緊張も高まると懸念している。
 2016年の対ドルでの元下落率は6.6%で、1994年以来で最大。ドル高トレンドが続けば今年も一段安が予想されている。
 トランプ次期大統領は、中国を為替操作国に認定し、中国からの輸入品に高い関税を課すと発言しており、このことも中国からの資金流出を促す要因になっている。
 キャピタル・エコノミクスの中国エコノミスト、Chang Liu氏によると、2016年全体での資金流出額は約7100億ドル、11月は760億ドル、12月は660億ドルと推定される。
 ここ数週間、中国人民元を支え資本流出を防ぐための措置を強化しており、1月20日のトランプ次期大統領就任式や月末の旧正月の連休を控え、当局が為替管理に本腰を入れ始めたとの見方が出ている。


 中国の12月末現在の外貨準備高が3兆110億ドルと発表されました!

2015年
 7月:マイナス425億ドル
 8月:マイナス939億ドル
 9月:マイナス433億ドル
10月:プラス 115億ドル
11月:マイナス872億ドル
12月:マイナス1079億ドル

2016年
 1月:マイナス995億ドル 残3兆2500億ドル
 2月:マイナス352億ドル
 3月:プラス103億ドル
 4月:プラス71億ドル
 5月:マイナス279億ドル
 6月:プラス134億ドル
 7月:マイナス41億ドル
 8月:マイナス159億ドル
 9月:マイナス190億ドル
10月:マイナス457億ドル
11月:マイナス691億ドル
12月:マイナス410億ドル   残3兆110億ドル

 ひそかに中国の外貨準備をウォッチング中w

アナリストらは、「3兆ドル」は譲れない一線ではないものの、国際通貨基金(IMF)の基準に照らすと2.6─2.8兆ドルが中国にとって最低限維持すべき水準とみている。

 何とか、マジノ線と言われる3兆ドルを死守しましたが・・・

 今月も大幅減は確実ですから、今月末には3兆ドルを下回るでしょうな。