親ロシア派がウクライナ軍ヘリを撃墜、14人死亡
[キエフ/ドネツク(ウクライナ) 29日 ロイター] - 政府軍と親ロシア派との衝突が続くウクライナ東部で29日、ウクライナ軍のヘリコプターが親ロシア派武装勢力に撃墜され、搭乗していた兵士14人が死亡した。
週末実施の大統領選で親欧米派のポロシェンコ元外相が当選を決めて以降、ウクライナ政府は親ロシア派武装勢力の制圧に本格着手。今週初めにはドネツク国際空港を占拠していた親ロシア派勢力50人以上がウクライナ軍の空爆で死亡するなど、政府軍と親ロシア派の戦闘は激しさを増している。
ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は議会で、東部スラビャンスク近くで軍のヘリが対空砲火により墜落したと明らかにした。スラビャンスクは4月初旬以降、親ロ派が掌握している。
トゥルチノフ大統領代行は「テロリストがスラビャンスク近郊でロシア製の対空ミサイルを使ってヘリを撃ち落したとの情報が入った。ヘリには任務交代にあたる隊員が搭乗していた」と述べた。
また ウクライナ東部ドネツクで、親ロシア派勢力の指導者を名乗るデニス・プシリン氏は、ドネツク国際空港での戦闘で死亡した兵士の一部はロシアからの「志願兵」と明かした。
ウクライナ政府はこれまで、東部の親ロシア勢力による分離派の動きについて、ロシア政府が背後で影響力を働かせていると批判しているが、ロシア政府は関与を否定していた。
だがプシリン氏の発言は、ウクライナの親ロシア派勢力がロシア民兵の支援を受けていることを認めたことになる。
一方、今週に入って消息を絶っていた欧州安保協力機構(OSCE)の国際監視団4人に関して、スラビャンスクの親ロシア派幹部は4人を拘束していることを認め、近く解放されると述べた。現地入りしないよう警告したにもかかわらず、OSCEが監視団を派遣したとしている。
>トゥルチノフ大統領代行は「テロリストがスラビャンスク近郊でロシア製の対空ミサイルを使ってヘリを撃ち落したとの情報が入った。ヘリには任務交代にあたる隊員が搭乗していた」と述べた。
さて、内戦状態のウクライナ東部なんですが・・・
親ロシア派がロシア製ミサイルでウクライナ軍のヘリを撃ち落としたようです。
>親ロシア派勢力の指導者を名乗るデニス・プシリン氏は、ドネツク国際空港での戦闘で死亡した兵士の一部はロシアからの「志願兵」と明かした。
さらに、親ロシア代表が、死亡した兵士の一部はロシアからの志願兵だったと公表。
まあ、ロシアの民兵がいても別におかしくないのですが・・・
ロシア政府は関与を否定していたので、大きな問題になるのか?
というか、ここで親ロシア派がわざわざ公表する理由はなんですかね?
おそらく国境付近から一部の兵士が撤退しはじめたロシアに対する圧力もありそうですね~。