インドネシア中銀:14年にデノミ実施を計画-3桁切り下げへ
12月14日(ブルームバーグ):インドネシア中央銀行は、通貨ルピアのデノミ実施を2014年に計画している。インドネシアではアジアで2番目に大きな額面の紙幣が流通しており、支払い簡素化を目指す。
同中銀のペリー・ワルジヨ経済調査・金融政策局長は14日、ジャカルタで記者団に対し、1000ルピアを1ルピアに切り下げるデノミ実施には議会承認が必要で、現在の硬貨・紙幣は2016年末までに段階的に廃止されると説明した。それまでの3年間は移行期間として、新旧どちらも使用が認められるという。
インドネシア紙幣の額面最高は10万ルピア(約865円)で、アジアでこれより高いのはベトナムの50万ドン(約2000円)紙幣。インドネシア中銀のデータによると、10月の同国の銀行資産は4029兆ルピア。
ジンバブエは過去10年で3回のデノミを実施。同期間に、アゼルバイジャンやブラジル、ガーナ、ルーマニア、トルコ、トルクメニスタン、ベネズエラもそれぞれの通貨を切り下げた。
デノミネーション
デノミネーション (denomination) とは、通貨の単位を表わす言葉である。日本語においては、それを切り下げる、もしくは切り上げることとして使われることもある。国内のすべての資産と負債に対して行われる。インフレーションなどにより金額表示が大きくなると経済活動に支障をきたすので、その解決のために行われる。国の負債が増えることにより、海外に対する通貨価値が下がったりした場合にも行われる。デノミと省略されることが多い。
たとえば1,000円の単位を 1/100 に切り下げると新10円になる。具体的には新しい通貨を発行したり、現行通貨の数字を書き換えたりする。1/10、1/100、1/1000 の単位で切り下げることが多い(ただし、ニュージーランドとザンビアでは通貨単位を2倍にしたことがある)。1980年代にブラジルやボリビアなどの南米諸国でデノミがしばしば行われて問題になった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%8E%E3%83%9F
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