2月の日本の経常収支は1兆1778億円の黒字
4月9日(ブルームバーグ):2月の日本の経常収支は2カ月ぶりの黒字となった。中華圏の春節(旧正月)休暇で輸出が下押しされた前月の反動で貿易収支が5カ月ぶりに黒字となったことが主因。同収支は今後、輸出の伸び悩みで赤字基調が続く可能性が高いものの、所得収支に支えられて経常収支の黒字は維持されるとの見方が出ている。
財務省が9日発表した2月の国際収支状況(速報)によると、海外のモノやサービスの取引状況を示す経常収支は前年同月比31%減の1兆1778億円の黒字だった。内訳では、貿易収支が同86%減の1021億円の黒字。海外投資からの収益を示す所得収支は同3.9%増の1兆2430億円と、黒字幅が11カ月連続で拡大した。
ブルームバーグニュースのエコノミスト調査によると、経常収支の予想中央値は1兆1200億円の黒字。
第一生命経済研究所の大塚崇広エコノミストは統計発表前、「貿易収支はならしてみれば赤字が続いており、当面は輸出の伸び悩みと輸入の高止まりを背景に赤字が続く可能性が高い」と予想。半面、「経常収支全体としては高水準の所得収支に支えられることによって黒字が維持される」と見ている。
貿易収支の内訳を見ると、輸出が前年同月比2%減の5兆2477億円と5カ月連続で減少。一方で輸入が同11%増の5兆1456億円だった。同省では欧州を中心とした世界経済の低迷や円高、原油価格の高止まりなどを背景に、引き続き、貿易収支は低水準でとどまるとの見方を示している。
また、サービス収支の赤字幅が9カ月連続で拡大したことから、貿易・サービス収支が283億円の赤字と、5カ月連続で赤字となり、リーマンショック後に記録した4カ月連続の赤字(2008年10月-09年1月)を上回った。 サービス収支の赤字額は1304億円。日本を訪れる外国人旅行者数が減少する一方で、日本人の出国者数が増加したことが主な要因とみられている。

経常収支の1兆円を超えたのは、とても良い数字だよね。
とくに、日本にとっての現在の稼ぎ頭所得収支が好調らしいw

>海外投資からの収益を示す所得収支は同3.9%増の1兆2430億円と、黒字幅が11カ月連続で拡大した。
6ヶ月近似曲線(赤線)で見ると、円高のはずなのに22年前半を底に順調に回復中~~。
>同省では欧州を中心とした世界経済の低迷や円高、原油価格の高止まりなどを背景に、引き続き、貿易収支は低水準でとどまるとの見方を示している。
世界経済が低迷中なのだから、貿易黒字で稼ぐには苦しいのは当たり前。
しかし、韓国とは違うのだよ、韓国とはw
莫大な所得収支がある限りは、安泰だな。