アイルランド:国債4億ユーロを発行、目標上限に達せず-景気懸念で
9月23日(ブルームバーグ):アイルランド政府は23日の国債入札で、総額4億ユーロ(約450億円)発行した。ユーロ圏の成長が減速し、各国政府の赤字削減がますます困難になるとの懸念が強まっている。 国民財務管理庁(NTMA)によると、2011年2月14日償還債3億ユーロの平均落札利回りは1.907%。9日の前回入札は1.925%だった。11年4月18日償還債1億ユーロの平均落札利回りは2.23%と、前回入札の2.19%を上回った。予定していた発行額上限は5億ユーロだった。
この日の経済統計でユーロ圏製造業の伸びがエコノミスト予想よりも鈍化したことを背景に、景気減速で各国が歳入不足の穴埋めに苦慮するとの懸念が高まった。これを受けて、ユーロ圏の高債務国の借り入れコストはこの日、大幅上昇した。
アイルランド10年債の同年限のドイツ国債に対する上乗せ利回りは10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し414bpと、過去最大を記録した。
応札倍率は11年2月償還債が4.1倍、11年4月償還債が11.7倍となった。前回入札ではそれぞれ9.4倍、5.4倍だった。
この記事なにげに、怖いですねw
>予定していた発行額上限は5億ユーロだった。
アイルランド政府は、5億ユーロの国債発行を予定していたのだが、4億ユーロの発行に留まった・・・
ガ━━━━━━━(゚□゚*川━━━━━━━━ン!
おぅ! 国債未達ではないですか!
アイルランド債の保証コスト、過去最大-アングロ銀の債務返済に不安
9月23日(ブルームバーグ):23日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、アイルランド国債の保証コストが上昇し、過去最高を記録した。アングロ・アイリッシュ銀行が債務の全額を債権者に支払えないとの懸念が強まったことで、リスク意識が高まった。 CMAによると、アイルランド国債のCDSスワップはロンドン時間午後零時50分現在、23ベーシスポイト(bp、1bp=0.01%)上昇の487bpとなった。昨年国有化されたアングロ・アイリッシュ銀の劣後債1000万ユーロに対する保証の前払い分は500万ユーロ、年間保証料は年間50万ユーロとなった。
もちろん、その理由はアイルランドの信用低下ですが、今回の一番の原因は、
>アングロ・アイリッシュ銀行が債務の全額を債権者に支払えないとの懸念が強まったことで、リスク意識が高まった。
アングロ・アイリッシュ銀行問題ですな。
CDSスプレッドも、再び上昇してますし、国債も未達。
アイルランドは、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)を利用するのでしょうかね?