英国の現状PART3 | 情報は自分で習得し、自分で判断する

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英住宅市場:悪化ペースが緩和、購入希望者増加で-RICS

5月12日(ブルームバーグ):英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)が12日発表した4月の調査結果によれば、英住宅市場の落ち込みは鈍化した。住宅購入希望者が増え、住宅価格下落は約1年ぶりの緩やかなペースになった。
 4月に不動産業者や鑑定士を対象に実施した調査で、住宅価格が下落したと回答した人の割合は、上昇したとの回答を59.9ポイント上回った。これは、2008年1月以来で最も強い結果。新規の買い手からの問い合わせ状況も、1999年以来で最も好調だった。
 調査では、買い手からの問い合わせが増えたと回答した人の割合が、減ったとした人の割合を41ポイント上回った。RICSによれば、この割合は6カ月連続で上昇し、過去10年で最高だった。2-4月の不動産業者の平均販売件数も10.6件と、1-3月の9.7件から増加した。
 RICS広報担当のジェレミー・リーフ氏は発表資料で「住宅市場が上向き始めた一時的な兆候が出ている」としながらも、「資金供給不足の状態が続き、雇用情勢も不透明ななかでは、著しく改善する可能性は低い」と述べた。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a5NQ9b3j1hQg

英失業者数:1-3月は24.4万人増、1981年以来で最大

 5月12日(ブルームバーグ):英政府統計局(ONS)の12日の発表によると、同国の失業者数は国際労働機関(ILO)基準で2009 年1-3月に24万4000人増えた。自動車メーカーや銀行が人を減らし、増加幅は1981年以来で最大となった。
 失業者数の合計は222万人と、1996年以来で最大に達した。失業保険申請件数は4月に5万7100件増えた。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想では24人の中央値で8万5000件増と見込まれていた。
 キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ビッキー・レッドウッド氏は「失業保険申請が事前予想よりも少なかったのは良いニュースだが、労働市場に関する他のニュースは相当ひどい」と指摘。「労働市場がデフレの震源になる可能性を過小評価するべきではない」と述べた。
 失業統計の発表は13日に予定されていたが、ONSは一部のデータが誤って公表されてしまったため、1日早く統計結果をウェブサイトに掲載したという。3月までの3カ月のILO基準失業率は7.1%だった。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=akcLKcDvbnlA

3月英製造業生産指数:前月比0.1%低下-低下率は約1年で最小

5月12日(ブルームバーグ):英政府統計局(ONS)が12日発表した3月の英製造業生産指数は前月比0.1%低下と、低下率はエコノミスト予想を下回り、ここ1年余りで最も小幅となった。リセッション(景気後退)が和らぎつつあることが示唆された。
 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト23人の予想中央値では前月比0.8%低下と見込まれていた。3月の低下率は、1年1カ月前に同指数が低下に転じて以降で最小だった。前年同月比では 12.9%の低下。
 ロイズTSB銀行のエコノミスト、ジェボン・ローレイ氏(ロンドン在勤)は「ポンド相場下落の好影響が強まっている可能性がある」と指摘。「底入れは近く、4-6月(第2四半期)は1-3月(第1四半期)よりも大幅に改善するだろう」との見方を示した。
 同時に発表された3月の英鉱工業生産指数は前月比で0.6%低下した。前年同月比では12.4%低下となった。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a6kjN90oSG0I

 久しぶりに英国の記事を3個掲載します。

>4月に不動産業者や鑑定士を対象に実施した調査で、住宅価格が下落したと回答した人の割合は、上昇したとの回答を59.9ポイント上回った。これは、2008年1月以来で最も強い結果。新規の買い手からの問い合わせ状況も、1999年以来で最も好調だった。

 正直言ってこの調査が信用できるとは思えませんが。住宅価格が下落しているのは事実ですし、下落している中、買いたいという人がいるのも事実でしょう。しかし、実施しているのが不動産業者や鑑定士ですから、自分の事業の経営を良くしたいと思えば、このように答えるのが一番ですからね・・・

>2-4月の不動産業者の平均販売件数も10.6件と、1-3月の9.7件から増加した。

 なるほど、要するに1月と4月では4月のほうが販売件数が多いということを言いたいのですね。変な統計数字ですが。。。

>リーフ氏は発表資料で「住宅市場が上向き始めた一時的な兆候が出ている」としながらも、「資金供給不足の状態が続き、雇用情勢も不透明ななかでは、著しく改善する可能性は低い」と述べた。

 そうですね。住宅価格が下がっているから、少し購入希望者が増えただけで、本質である資金不足と雇用情勢に悪化により、住宅市場は改善しているとは言えないわけですね。

>英政府統計局(ONS)の12日の発表によると、同国の失業者数は国際労働機関(ILO)基準で2009 年1-3月に24万4000人増えた。

 失業者数増加という数値がありますね。そして、総数は合計は222万人と、1996年以来で最大ですか。そして失業率は7.1%のようですね。

>英政府統計局(ONS)が12日発表した3月の英製造業生産指数は前月比0.1%低下と、低下率はエコノミスト予想を下回り、ここ1年余りで最も小幅となった。リセッション(景気後退)が和らぎつつあることが示唆された。

 英国って、製造業から明らかに金融業中心の経済構造に移行してしまったのですから、製造業のGDPに対する寄与率って少ないような気がしますが、これを気に第2次産業革命でも起こしたらどうでしょうか?金融立国からの脱却という意味を込めて!