欧州財務相、景気対策拡大に難色示す-ドイツは追加措置検討せず
3月9日(ブルームバーグ):世界経済は第2次世界大戦後初のリセッション(景気後退)になると世界銀行が予想しているものの、欧州各国の財務相は、景気対策の拡大に難色を示している。
ユーロ圏財務相の定例会合出席のためブリュッセルに到着したドイツのシュタインブリュック財務相は9日、記者団に対し、ドイツは景気浮揚のための「追加措置を検討していない」と話した。「500億ユーロの追加景気対策が承認されたばかりで、安定に向けた自律的機能の作動を図っている。憲法裁判所も80億ユーロ相当の通勤費控除を認める判断を下している」と指摘した。
今週末は、金融危機への対処を話し合うため20カ国・地域(G 20)の財務相会合がロンドン郊外で開かれる。会合は米国や中国の取り組みが取り上げられ、世界的なリセッション(景気後退)からの脱却に向け米中に続いて他の国にも財政出動拡大を促す可能性がある。
国際通貨基金(IMF)が先週公表したリポートによると、今年、対国内総生産(GDP)比2%相当の財政刺激を導入する目標を達成する見通しの国は米国、サウジアラビア、中国、スペイン、オーストラリアだけ。ドイツは現時点で対GDP比1.5%にとどまるが、それでもフランスで成立した景気対策の同比率の2倍という。
一方、フィンランドのカタイネン財務相は同日ブリュッセルで、「各国の財政は今後、悪い状況になるだろう」とし、「われわれは巨額の赤字を抱えている」と述べた。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003013&sid=aMD_GN7OGf8s&refer=jp_us
本日は、ブルームバーグ記事が中心になっています。。。それだけ世界経済がたいへんですね。。。<br>
世界経済がリセッション(景気後退)になっているのは、すでに事実だと思っていますが、欧州各国は、景気対策の拡大に難色を示していますね。<br><br>
>ドイツのシュタインブリュック財務相は9日、記者団に対し、ドイツは景気浮揚のための「追加措置を検討していない」と話した。「500億ユーロの追加景気対策が承認されたばかりで、安定に向けた自律的機能の作動を図っている。憲法裁判所も80億ユーロ相当の通勤費控除を認める判断を下している」と指摘
ドイツは、500億ユーロ(1ユーロ=125円程度 62兆5000億円)の景気対策が承認されたばかりということですか。まあ、日本とあまり変わりませんね。そして、80億ユーロ(1兆円)の通勤手当の控除を認めたわけですね。まあ、堅実のドイツらしい経済対策ですね。<br><br>
>対国内総生産(GDP)比2%相当の財政刺激を導入する目標を達成する見通しの国は米国、サウジアラビア、中国、スペイン、オーストラリアだけ。ドイツは現時点で対GDP比1.5%にとどまるが、それでもフランスで成立した景気対策の同比率の2倍という。
フランスの景気対策、大丈夫でしょうか?対GDP比0.75%って!ドイツは、とりあえず景気対策を行い、様子を見るということだが、フランスはその景気対策に使うお金がないということでしょうか?もちろんダメージ大のイギリスのことなんか記事に出てませんが。。。<br>
>金融危機への対処を話し合うため20カ国・地域(G 20)の財務相会合がロンドン郊外で開かれる。
アメリカや中国のような景気対策と言っても、正直参考にならない気がします。英仏は、日本に学ぶべきですね。まあ、さんざん日本をバカにしてきましたから、学ぶとは思えませんが。。。