リガメントを切断した後にヒアルロン酸注入
笑うとゴルゴ線が強調される方でした。
骨膜下リフトの際に眼輪筋の間からハサミを入れて
頬骨リガメントを切断しました。
術翌日に表情を作ってもらいました。
手術前よりはゴルゴ線は浅くはなりましたが、
頬が挙上するとどうしてもゴルゴ線部位が凹んでしまいます。
これは、長年にわたって出来た組織の折れクセ、
脂肪組織の萎縮でしょうから、volumeを入れないといけません。
せっかく切断したリガメントが再度癒着したら、
ゴルゴ線は元のように強く出るでしょう。
そこで切断したレイヤーにヒアルロン酸を注入しました。
見事に立ち上がります。
経験としては、リガメント部位にヒアルロン酸を注入しても
ヒアルロン酸はリガメント以外の所に逃げて、
かえって陥凹が強くなると思っています。
リガメントを切断した後に注入すれば、
抵抗なく皮膚は持ち上がります。
将来的に脂肪移植も良いと思います