人中短縮、術後1ヶ月 | TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ

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TETSU形成・美容クリニック
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
株式会社形成技研代表取締役

人中短縮です。

デザインと縫合が全てです。
鼻柱基部の切開線は鼻柱基部に置いたらダメです。

張力がかかって口唇側に傷が変位しますから多少は鼻柱側を切開します。

張力がかかって、鼻柱基部におさまるようなデザインです。
鼻翼軟骨の内側脚部は綺麗な形態をしていますのでここは切り込まないように温存。
鼻翼基部をトレースして切開するデザインだと直線的すぎるので、

鼻腔底を少々切り込んで皮弁が入り込むようにしました。傷を直線的にせず、

鼻腔底で誤魔化す訳です。
外鼻は鼻翼縮小と同じ切開ですね。
重要なのはメスの角度!
3枚目ですが、内側脚~鼻柱基部~内側脚は『斜切開』です! 

特に鼻柱の接合部は鼻柱は皮膚面に対して垂直に切開、

口唇側は皮膚面に対して垂直に切開したらどうやって真皮面が接触するのですか?
これは、大工の面取りと同じです。

斜切開して接触面積を増やして瘢痕にならないように工夫します。
内側脚部も皮膚厚が合わなそうなので斜切開しました。

やはり、厚さが違いました。斜切開して正解です。

この文面、一般の方が読んでも意味不明ですいません。

この様に、人中短縮はテクニカルです。
口唇口蓋裂の治療から色々とヒントを得ています。
25年くらい昔に神奈川の子供医療センターに張り付いて

先天奇形の治療していたな...................なんか懐かしいです。

術直後

 

立体的に切る。メスの角度に注意

術後1ヶ月

 

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