上眼瞼形成術(短冊状挙筋腱膜弁法:挙筋腱膜の瞼板前組織への固定+余剰皮膚切除)術後1年 | TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ

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日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
株式会社形成技研代表取締役

上眼瞼形成術(短冊状挙筋腱膜弁法:挙筋腱膜による重瞼線の固定)
その後、蒙古襞形成
術後1年

短冊状挙筋腱膜弁法の術後1年です。

無駄に腱膜を切り裂いていると言った罵詈雑言がありますが、

外野のヤジは基本ムシです。

これでお分かりかと思います。
戻りません。とれません。

挙筋腱膜は瞼板前の出来れば睫毛近くから挙上して長さを確保します。
その腱膜を眼輪筋・皮膚に緊張を分散させて差し込むにはスリットを設けるしかありません。

短冊化ということです。

睫毛から5〜6mmで切開すれば、こんな複雑な固定は要りません。
本人が希望するアイプチや埋没のイメージを汲み取ると、

仕方なく8〜9mmで切開することがあります。
その場合は短冊弁による瞼板前組織を強固に固定しないとラインが暴れたり、

睫毛基部に皮膚が被ります。

皮膚と眼輪筋。この両者をバランスよく固定しないと取れてしまいます。

瞼板に縫い付けたら食い込みます。
『遊び』を持たせて睫毛の角度に注意しながら両者を固定していきます。

術後6ヶ月、術後1年と全く緩んでいません。
短冊状挙筋腱膜弁法は手術時間に2時間はかります。

しかし、その後のトラブルが少ないので、ずっとこの方法を採用しています。

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