骨膜下リフトしたのですが、血腫によって皮下拘縮して
下眼瞼が外反してしまいました
皮膚下が拘縮して皮膚はたわんで、結膜は外を向いています
さすがに眼窩下縁~睫毛の範囲が拘縮すると骨膜下リフトでも外反します
テーピングなどしましたが、外反がなおりません
再建ですが、昔は長掌筋腱を採取して再建していましたが、
今回はナイロン糸で行っています。拘縮の程度、外反の程度によります
外反して結膜が腫れると、下瞼はさらに眼球から離れてしまうので
強引に下瞼を眼球側にくっつける必要があります
5-0ナイロン糸を眼窩内側骨膜~下眼瞼~眼窩外側骨膜に通して
適度な緊張をかけます
腫れが引くまでナイロン糸の緊張が持てば良いだけです
長掌筋腱まで採取する必要はないでしょう
術後1週ですが、結膜浮腫は治まりました