以前、他院で鼻尖部に耳介軟骨移植された後に、
鼻根、鼻筋に吸収性の糸10本挿入され、鼻尖部にオステオポールといった
吸収性の球体が留置されてます。
主訴は『団子鼻を治して、吸収しない素材に入れ換えたい』でした
オープンアプローチしました。オステオポールは簡単に除去出来ました
その下に移植耳介軟骨がほんの少し、移植されていました。
この様な極小移植片だったから、鼻尖部の形態が変化せず、
オステオポールを挿入することになったと推察しています
極小すぎて、鼻尖部の形態変化に全く寄与してません
吸収性の糸を10本除去し、シリコンプロテーゼに入れ換えました
鼻尖の高さは十分にありましたが、鼻根部が食い込んでいたため
鼻柱基部を前方に出す目的で、採取耳介軟骨を鼻中隔に固定しACRを改善させました
オステオポールを除去した部位は死腔となるのと、皮膚が若干薄くなっていたため
真皮を充填しました
最後に鼻尖を絞ると、鼻翼幅が目立つのと、鼻孔の形態を整える目的で
鼻翼を縮小しました。 縮小幅は若干です
術後1ヶ月経ちました
経過は良好です