主訴は『物が見えにくく、たいへん疲れる』でした
眼瞼下垂の一応の診断基準はありますが
実際の手術は医師の裁量に任されているところが多いです
左は、上眼瞼縁が瞳孔にかかってきています
手術適応と考えます
術前
老人性眼瞼下垂ですが左右差があります
左の下垂が強く、眉毛もより挙上しています
手術は眼瞼挙筋腱膜を8mm程度前進させましたが
挙上不十分でした
その場合は挙筋腱膜直下のMuller筋も短縮します
皮膚は厚かったため、3mm幅程度の切除にとどめました
抜糸時
『見えやすく、生活が楽になりました』 と言っていただけました
3ヵ月後ですが
『重瞼幅をもう少し』との訴えがあり
余剰皮膚を2mm幅程度 追加切除しました
このように上眼瞼の手術は修正を伴うことが多いです
皮膚を過剰に除去すると、不自然であったり、
最悪は閉瞼出来なくなります
追加切除は可能ですので
安全なスタンスで臨んだほうが良いと思います
回数かけすぎても プロとしてちょっと...............................
となりますので ほどほどにはダイナミックに!!