上眼瞼陥凹症(くぼみ目)、眼瞼下垂 | TETSU形成・美容クリニック   田中哲一郎のブログ

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TETSU形成・美容クリニック
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
株式会社形成技研代表取締役

朝方の写真ですが、夕方以降はもう少し眼瞼が下がってくるそうです
眼瞼下垂の一応の診断基準はありますが
実際の手術は医師の裁量に任されているところが多いです

 

 

術前

眼瞼を挙上する腱膜がまぶたから外れると、まぶたは下垂し

代償しようと眉を無意識に引き上げてしまいます
同時に、ゴムのような筋体は後方に引き込まれ
結果、上眼瞼は陥凹します

この、眉の引き上げ、眼瞼の下垂、上眼瞼陥凹、重瞼ラインの不整

が何となく元気がない、老けた印象としてしまいます

 

 

術直後

手術はまぶた、正確には瞼板から外れた眼瞼挙筋腱膜を
元の位置+αで戻して、縫合固定します
余剰皮膚も切除しました
上眼瞼縁の美しいカーブ、アーチ、対称性に気をつけます

閉瞼したときに若干薄目が開くくらい
過矯正にしておきます

 

 

術後1ヵ月

左眉毛を若干引き上げる癖が残っています
それによって、重瞼部の皮膚の被り方に差が出ます
経時的に改善するか経過をみます

 

しっかり閉瞼できています
腫れは引きますから、過矯正にしておいて正解です