あっちの道を歩けば、B(女の子の名前)に
会えるかもしれないから、ちょっとだけ
遠回りだけど、あっちの道を行こうと思うんだ
(「あっち」は、いつもの道の1本外の通り
あっちの道に行くには、少しだけ学校とは
反対方向に歩かなければならない)
先週金曜日の登校前
か〜くんが突然言い出した
呆気に取られたワタシ
とりあえず、頭に浮かんだことを聞いてみた
Bちゃんは、同じクラスの子?
うん、そうだよ〜
か〜くんがクラブ行かない時は
一緒に帰って来てるのかな?
Bも、クラブに行く日があるから
いつも一緒ってわけじゃない
クラブは一緒?
Bは、〇〇(か〜くんとは別)
一緒に帰ってくる時は、あっちの道を
歩いて来ているの?
うん。Bは、あっちの道を歩くから
Bちゃんは、可愛いいの?
女の子なんだから、当たり前じゃん!
そうなんだ。か〜くんが、あっちの道を
歩きたいなら、それでも良いけど、あっちの道は
こっちより車が多いから気を付けてね?
うん!分かった!
照れくさそうに。そして、嬉しそうに手を振って
あっちの道へ歩いていった
その姿は、今日の朝も一緒
男の子だけじゃなく、女の子とも同じように
仲良くするのは、幼稚園から変わらない
学校からのお便りを見たら、先月席替えをして
前(Bちゃん)と後(か〜くん)になったようだ
学校でもすぐ近くに居る
近所の公園に行けば、居る確率も高い
それでももっと一緒に居たい存在なんだね〜
母は、ショックを受けるかと思ったけど
何だか微笑ましくて、ニヤけてしまった
お年頃になったらまた、母の感情も違うのかも
しれないけれど、母に嬉しそうに話してくれる
顔も可愛くて
嫌われるような事は、しない子だと思うけど
ずっと仲良しでいられたら良いね