こんにちは
今回は 「スポンジばね」 についてです。
tetugetaのボビンシャトルの核となる部品ですが、
公開しようと思います。
まずは材料です。
ホームセンターで普通に入手可能な材料で構成しています。
スポンジはクッション材です。
それにステンレスの座金とニッケルメッキのナットを用意します。
ナットは皿ネジと座金がセットになっているものです。
次に加工です。
皮用ポンチで抜いていきます。
古レールの上にポンチ用の樹脂台を置いたり
鋼板の上に置いたりして
打ち抜いています。
内側も打ち抜いてドーナツ状にします。
外径は座金の外径ですが、
内径は何種類も試作してバネとしての反発具合と
構造上必要な大きさとのバランスで決定しました。
作りためておきます。
次にナット、皿ネジ、座金に分類します。
付属の座金は使用しません。
座金とナット(1種ナット)には表裏があります。
角をとって丸めてあるのが表です。
次に座金の裏にナットをはんだ付けするための準備です。
皿ネジと座金2枚とナットを組み立てます。
ナットはビーズ用の皿に入れると扱いやすいです。
ナットは小さすぎて指先ではつかみにくいので専用の工具を使用します。
手前のシャーペンのような形状のものですが、
握って後ろを押すと先端から三本爪が出てきます。
これで掴んで
ネジに掛けます。
掛かってしまえば指先で絞めていけます。
根元まで来たらペンチで軽く締めます。
組めましたが上の座金がずれているので
二枚の座金のズレをハンマーでトントンたたいて合わせると
下の座金は皿ネジのすり鉢状の部分に沿って中心が合うのです。
こうすることによって座金とナットの中心を合わせることができます。
次にはんだ付けの準備です。
はんだはステンレス用のもので液体のフラックスも使用します。
はんだゴテではなくバーナーを使用しています。
はんだはこのままでは太いのでたたいて伸ばします。
これをデザインナイフで切り分けます。
4分割がちょうどよいです。
長さを切り分けます。
適当な丸棒に巻き付けて形を整えます。
ナットの周りにはんだをセットします。
フラックスを用意して
周りに充てんします。
バーナーで素早く溶かします。
加熱が長いと溶けたはんだが中にも浸透してナットと着いてしまいます。
最近の成功率は81%です。
右が加工後です。
ボルトを外しました。
磨きますと。
次にスポンジと接着します。
接着は瞬間接着剤で手早く行いますが、
更にスピードアップするために促進剤をスプレーします。
盛り上げ接着しても瞬間に硬化します。
完成です。
蛇足ですが瞬間接着剤はまち針をさして密閉袋に保管します。
乾燥材を入れるとなおよしです。
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