こんにちは
いよいよ道具の改造です。
12mmの座くりをする刃物を10.5mmの孔から入れる必要があります。
座ぐりの刃物には二枚刃や三枚刃などがあるのですが、
二枚刃を使用します。これなら上手く削れば
10.5mmの孔から入れることが可能です。
画像は未加工の予備と加工済のものです。
削る道具はベビーサンダーに金属切断用の砥石の付いたものです。
画像のように入れることができました。
しかし、次の問題です。
刃物の中心と上板の孔の中心を合わせて座ぐりをしないと
芯棒が斜めになって上手くボビンが回らないのです。
画像のように外周に1mm程度の均等な隙間を作る必要があります。
この問題の解決策はパイプのカラー(ガイド)を入れることです。
アクリルパイプの外径10mm厚み1mmを使用します。
刃物の軸が8mmなので丸やすりで少し内径を大きくします。
はめ込みますと
この様になります。
これをシャトルにセットします。
これで中心を合わせて削ることができます。
深さについてはボール盤のメモリを見ながら慎重に仕上げていきますが、
専用の深さ計測治具を作ってチェックしながら少しずつ仕上げます。
最終的にはノギスで計測して誤差0.1mm程度にします。
第一号は自分用に製作しました。
縞黒檀製です。
下板の座ぐりにスポンジバネが上手く収まっています。
ボタンの突起もいい感じです。
試作品の上下の径が同じものと比較しますと
バランスもいいと思います。
オーダーでお待ちいただいている皆様、こんな具合ですので
今少しお待ち願います。
30個ほど製作しかけたVer.4モドキは全て
「プレゼント企画」に使用します。
次回からその補修の過程をお伝えします。
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