卯の花和え | THE SYOJIN~家庭で出来る精進料理~tokidoki非精進~

卯の花和え



≪材料≫

卯の花(おから)1カップ 人参1本 蒟蒻半枚 油揚げ1枚 きくらげ大3

昆布だし大さじ5 みりん大さじ2 酢・塩適量)薄口しょうゆ小さじ1



≪作り方≫

①卯の花はすり鉢でよく摺ります。(※こうすることで舌ざわりがなめらかに)

分量のだしとみりんを合わせ味をみて、酢と塩を入れて好みの味を作り、鍋に入れた卯の花に混ぜ合わせ、汁けがなくなり、ぱらぱらとする位まで炒め、冷ましておきます。

②きくらげは水で戻して、石づちをとってみじん切りに、他の人参、こんにゃく・油揚げも2~3センチ長さのせん切りにし、薄味をつけます。

③両方とも冷めたら、野菜の煮汁をよく切って、更に乾いた布きんで押さえて、卯の花と和えます。


≪コテツの料理豆知識≫

卯の花は、おから・きらずともいい、豆腐を作る行程、つまり豆乳をしぼったあとのからで、旧暦の4月に咲く空木に似ていることからこの名前がつけられました。卯の花に含まれるサポニンは、脂肪や糖の吸収を抑え、食物繊維豊富で便秘でお悩みの方にお勧めですが、食べ過ぎにはくれぐれも注意!!1日50グラムまで・・・!食べ過ぎると、下痢・・・お腹がゆるくなることもあります。何でも食べ過ぎはよくありません。ほどほどに・・・。

 修行時代、約200人の修行僧の食事を作っていた頃、全員に食事を行き渡らせるために、一人分のこの料理は大さじ2杯程度。修行時代一度でいいから、ボールいっぱいのおからを食べてみたいと考えたこともありました・・・。おからは郷土料理でも様々な形で継承されています・・・。