龍造寺政家☆ | げむおた街道をゆく

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秀吉、九州征伐の折、あちこち行脚、色々な人とあった。
 

ある日、臣従を誓ってきた肥前龍造寺政家と碁の勝負となった。
この政家、豊後の大友家の御曹司と共通して、賢くなかった。

が、政家の数少ない自信は碁であった。
好きであったし、結構強かったのである。

ところが秀吉も碁は強かった。
政家を不憫に思い、手加減しながら数時間相手をしてやった後、
結局は負かしてしまった。

 

この頃まで秀吉はよく出来た人であったのである。
竜造寺の家臣は、はらはらしながらもほっと安堵した。

やれやれと秀吉が館を出ようとすると、まだ政家は碁盤をじっと見つめて、
敗因を思案中。

 

見かねた家臣が、お見送りを進言した。

はっと気づいた政家、あわてて秀吉の後姿を追いかけ全力疾走。

ところが、政家、父親に似て極度の肥満体。

走りよるも玄関前の廊下で、しこたまずっこけ転倒してしまった。

それを見て秀吉はため息をつき、鍋島直茂の顔をじっと見て
「後々までしっかり頼むぞ。」

と言った。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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