処刑人 鍋島勝茂☆ | げむおた街道をゆく

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初代佐賀藩主である鍋島勝茂は、大名であるにもかかわらず、剣術が達者だった。
柳生宗矩に弟子入りして、柳生新影流の免許も取得している。

勝茂は、父親である鍋島直茂より、幼いころから斬り慣れるために、

罪人を使って試し切りをさせられていた。

ある日、勝茂は処刑される罪人を10人連れてこさせて一列に並ばせた。

勝茂、「その者たちの縄を解け。」

家臣は言われたとおりにした。

「お前たちはその罪によって処刑が決まっているものたちである。
だが、生きのびる機会を与えてやろう。
もし、それがしから逃げられるのであれば、助けてやろう。」

罪人たちは、わっと喜び、勝茂公から逃げ出した。


ザン! ズバッ! ドッ!

ザクッ! ザッザッザッ!

10人のうち、たちまち9人が、勝茂によって斬られてしまった。

残った一人は、若者だった。

勝茂、

「もはや斬り飽きた。そいつは助けてやれ。」

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 肥前佐賀藩主、鍋島勝茂

 

 

 

ごきげんよう!