大友と島津が高城にて戦い、
大友が敗北し、ことごとく追い打ちに討たれる中、
豊後衆の妻子たちは、
父兄の討ち死に、子夫の死亡を心配し、
皆外に出てその安否の情報を待った。
そのような中、大友義統によって出頭した侍が生き残り、逃げ帰ってきた。
これを義統は大いに喜び、
「誰々が討ち死にしようとももはや聊かも苦しからず!
汝が存命であれば千万人にも超える!」
と発言した。
この一言を聞いて、
家中ことごとく心のなかで大友を見限り、やがて滅亡に至ったのだという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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