笹の才蔵☆ | げむおた街道をゆく

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可児才蔵吉長が、森長可に仕えていた時のこと。

長可は、諏訪山の城及び大森上恵らの城塞を攻め、

梶田に駐屯して首実検を行ったところ、

長可の軍は460程の首級を得ていた。

この時、才蔵は首3つをひっさげて来て、

「16級獲りました。」

と言った。
 

しかし申告と首の数が合っていないので、長可がその理由を問うと、
才蔵は、「多く獲りすぎたので捨てました。」と言った。

そこで長可が、

「460余りすべて獲り主がおるぞ。

お前が獲ったという証拠はあるのか。」

と尋ねると、

 

才蔵は、

「それがしが獲った首には、笹の葉を含ませてあります。」

と答えたので、
長可が命じて確認させると、確かに笹の葉を含んだ首が13級あった。
 

こうした出来事により、吉長は世に『笹の才蔵』と称されるようになった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ おれは権現・異聞、可児才蔵

 

 

 

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