尼子政久☆ | げむおた街道をゆく

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尼子経久の嫡男・尼子政久が、反乱を起こした磨石城を攻めた。
しかし、城兵の抵抗は凄まじく兵力差に反し攻め倦ねてしまった。
こうなると尼子勢に厭戦気分が広まってしまう。
すると、

「これは…。」
「若様の笛の音じゃ!」

尼子政久は笛を吹いて士気高揚をはかったのである。
これに鼓舞されて猛然と攻めだした尼子勢。

しかし現実は非情である。

城兵はこの怒濤の攻めの原因が笛の音にあると見抜き、

音源に向かって一斉に矢を射かけた。
この内の一発がなんと政久を直撃、討死にしてしまう。
尼子勢は大混乱を起こし潰走、敗北してしまう。

これを聞いた父・尼子経久は、次男・吉田国久(尼子国久)に、

「磨石城を、死んでも落とせ。」

と命じた。


背後に鬼の陰でも見えたのだろう、国久は必死の思いで磨石城を落とした。
そして降伏した城兵達を経久は、一人残さず殺した。

次男三男は既に養子に出ていた為に、

経久は政久次男の詮久を、後継に指名した。
これが後の尼子晴久である。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 雲州の狼、尼子経久

 

 

 

ごきげんよう!