秀吉の船☆ | げむおた街道をゆく

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文禄元年、毛利秀元は、朝鮮に渡海するために航行していた。
 

航行中に船長が座礁している船を発見した。

その船を見た秀元は、我が眼を疑った。

「な、なぜ太閤殿下の船がこんな所に!?」

 

なんとそれは豊臣秀吉の船だった。

よく見ると、裸のまま手に刀をぶら下げた秀吉が岩に乗っていた。

「太閤殿下、毛利秀元です!」

秀元は名を名乗って秀吉を自分の船に招いた。

そして船頭は厳しい追求のうえで誅殺した。

秀吉は危篤の母・大政所に会うために、急いでいた道中で遭難したのである。
結局、大政所は亡くなったが、

その後に秀元が正四位下となり、

豊臣姓を授けられたのは、この時のお礼なのかもしれない。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 宰相殿の空弁当、毛利秀元

 

 

 

ごきげんよう!