姉川の戦いの時。
遠藤喜右衛門(直経)は、
昨夜、浅井長政の前で軍議があった時、
「某は味方が万一敗軍と見れば敵軍に紛れ入り、信長と引き組んで討ち取るべし!」
と申したが、果たしてその言葉の如く首1つを携えて、
「この首を実検に入れたいと思うなり。大将は何処におわしますぞ。」
と言いながら信長の本陣近くに進んで来たのを竹中久作(重矩。半兵衛の弟)が見咎めて、
引き組み、遠藤を切って首を取った。
遠藤の郎等・富田才八、その他に弓削次郎左衛門・今井掃部助も引き返して討死した。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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