井伊直孝が、ある時、しみじみとこう言ったそうだ。
「世の人、財宝を送られれば、誰もがその厚い志に感謝をする。
だが自分の考えに反する異見を言われた時に、それを恩に思うものはいない。
しかし異見と言うもの、ほんの少しでも聞けば、一生の役に立つ事があるものだ。
だとすれば、これ程の宝はこの世に他に無い。
そう思って異見と言うものは聞くべきであろう。」
異なる意見と言うものの大切さを指摘した言葉である。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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