逃げられる、立ち向かわれる☆ | げむおた街道をゆく

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井伊直孝の家臣が、規律にそむいた家来を手討ちにしようとしたが、

30間くらいまで逃げられて、やっと家来を討った。

直孝は、

「その場で討てないやつなど、必要ない。」

とその家臣をクビにした。

別の家臣が家来を手討ちにしようとしたとき、

その家来は抵抗して主人に傷を負わせたが、ついにその場で討たれた。

 

家中の者は、先例は手傷を負わなかったのにクビだったのだから、

手傷を負ったならば切腹だろうと思っていた。

 

しかし直孝は、

「よく養生せよ。主人に傷を負わせるほどの剛強な家来をかかえるとは、たいした奴だな。」

と家臣を誉め、みなの予想を裏切った。

 

逃げられるのは恥だが、傷は恥ではないということか。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 井伊の赤牛、井伊直孝

 

 

 

ごきげんよう!