井伊直孝は、他家に贈物をする時、必ず自分で確かめてから、
贈るようにしていた。
他家から礼儀のなっていない贈物が届くと、
直孝は、自分の贈物係りに贈られてきた物を見せて、
「見ろ。このように礼儀がなっていないのは、係りが勝手にやったからだ。
贈主は、こんなことになっていようとは知らないのだ。
家来が、主君を思っていないと、こういうことになる。
お前も気をつけろ。」
と言って注意を促したという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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