小袖☆ | げむおた街道をゆく

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大坂冬の陣のこと。

 

井伊家で物見に出ていた2名がにわかの大雨に合い、

ずぶ濡れになって帰ってきた。

 

それを聞いた井伊直孝は、自分が着ていた小袖2枚を脱いで、彼らに与えた。

さてそのすぐ後、安藤帯刀のところに井伊直孝から使いが来た。

 

その口上によると、
「わたしはこういう理由で、自分の用意していた着物を、

2枚共に家臣に与えてしまい、

着替える服を持っていません。
そんなわけで帯刀殿、着物を分けていただけないでしょうか?」

その後、家康の御前に、

安藤帯刀から贈られた小袖を着て出仕する直孝の姿が、
度々見かけられたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 井伊の赤牛、井伊直孝

 

 

 

ごきげんよう!