武具を着て☆ 慶長十九年(1614年)十月二十八日、(大坂冬の陣の勃発後)、 大坂城中より脱出してきた者が、二条城に召され、 城内の様子を尋ねられた。 彼の者の言上によると、秀頼の御袋(淀殿)は武具を着て、 自ら番所改めを行われており、 これに従う女性三、四人も武具を着ているという。 そして大坂籠城の勢は、三万あまりという事である。 兵糧、薪、塩、味噌などは、形のごとく貯められているという。 『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 こちらもよろしく → 豊臣家の残菊、淀殿 ごきげんよう!