成田道徳☆ | げむおた街道をゆく

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成田道徳に、謀反の計画があるということで、豊臣秀吉は蒲生氏郷に命じて、

町野左近を討手として道徳を攻めさせた。

 

そして道徳の首を刎ね、京の一条戻り橋にて梟した。

その後、たまたま梟し場を通りかかった秀吉が、

台上の道徳の首級を見て、

「何者の首か、不浄なり。」

と糾問すると、
道徳の首級はカッと目を見開き、

今にも飛びかからんばかりに秀吉をにらみつけた。

 

秀吉は一瞬たじろぐも、
家臣の、

「成田弥左衛門尉道徳の首級にござりまする。」

の声に気を取り直し、

「成田弥左、勇者なり。豪の者なり。」

と、静かに呼びかけた。
 

すると、道徳の首級は静かに目を閉じ、円満な仏顔に変貌したという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 織田家臣団

 

 

 

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