博打☆ | げむおた街道をゆく

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ある時、柴田勝家、佐久間信盛、森可成といった、

織田家のお歴々がうちそろって、博打を打っていた。

 

そこに、森可成の家臣・武藤五郎右衛門が、自分にも打たせてくれとやってきた。

柴田勝家が、

「それは構わんが五郎右衛門、我々が打つ博打は値がはるぞ?
おぬし、銭は持っておるのか?」

と聞く。

武藤、

「三百貫文までなら、払いましょうぞ。」

すると、その座の者はどっと笑った。
「おぬし、森の家臣の癖に、主君よりも銭を持っておるわけがないではないか。」

武藤は気にせず、さらさらと何か書き始めた。

 

そこには、
「自分が負ければ、可成に断りを入れた上で、

一年間負けた相手の下に出向いて、
三百貫文分まで無給で奉公つかまつる。」

とあった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 攻めの三左、森可成

 

 

 

ごきげんよう!