徳川義直、「イライラ、イライラ。」
家臣、「(うわぁ、めっちゃ機嫌悪そうだよ…)う、上様…ご報告したいことが……。」
義直、「あぁ!? なんだよ!」
家臣、「ひぃぃ!」
義直、「…ちょっと待ってろや!」
しばらくして…。
家臣、「上様は何処へ……。」
義直、「いやぁ、すまんすまん。待たせたのう。」
家臣、「上様、いままでどちらに?」
義直、「うむ、厠で用を足してから謡曲をうたっておったのだ。では報告を聞こうか。」
機嫌が悪いと判断を誤る、というのが義直の自論だった。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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