馬と槍☆ | げむおた街道をゆく

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長久手の戦いの最中、大久保忠隣は豊臣軍を追撃していた。
ところが馬上で姿勢が崩れたところを土肥権右衛門という武者に突かれ、
田んぼに落ちてしまった。

 

起き上がれない忠隣を見た土肥は、
「お前みたいな未熟者の首は欲しくない。
だが俺は走り回って疲れたのでお前の馬を貰う。

せいぜいがんばって起き上がれ。」
と言って行ってしまった。
 

家来の助けでなんとか起き上がった忠隣は、

土肥の槍が落ちていたのでそれを持ち帰った。
 

これを聞いた家康は、
「馬も槍も戦いに必要なものだから、痛み分けだな。」

と言って忠隣を慰めたという。

忠隣のかっこ悪い話。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 相模小田原藩主、大久保忠隣

 

 

 

ごきげんよう!