お上の茶☆ | げむおた街道をゆく

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宇治から幕府に茶を献上する時、その運搬途上は、

人々がこれを避けるのが例であった。

 

ある時に、大久保忠教(彦左衛門)は、

これの運搬中に出くわしてわざと避けなかった。

役人が忠教を叱ったところ、忠教は知らぬ振りをして、

「汝等は何する者ぞ?」
と問うので、役人は、

「これはお上の茶である。よって道をあけねばならない。」
と言った。

これに忠教は、

「茶がどうして人より貴いものか。まして私は役人ではないか。
よって、汝等の方から私のために道をあけたほうがよい。」

と、答えた。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 三河物語、大久保忠教

 

 

 

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