愛姫、服を仕立てる☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

奥方(伊達政宗正室・愛姫)は常に儀式を正しく守ろうとされ、

毎年正月、五月、九月にはおびただしい服を仕立てられた。

 

正月は晴れ着、五月九月は衣替えのためのものである。
 

公方様へ献上する服をはじめ、

様々な方面に進上するための服は、数え切れないほどであった。

この衣服を仕立てるため、御縫い物座敷では、

左側は一通り表側を縫う衆、右側は一通り裏側を縫う衆、

中央は綿を入れる衆、縁側はお召のものを縫う衆と別れていた。
 

そして奥方は禿衆(近侍する少女たち)を相手に、

お一人で布の裁断をして、それをご自身で縫製方に配られた。

この事は、ひとえにご恩返しとしての行為であった。

伊達者として名高い伊達政宗の装束ですが、

これらの多くを、正妻の愛姫が主催する工房で自ら作ってたらしい、
というお話。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 独眼竜の妻、愛姫

 

 

 

ごきげんよう!